登米からタクシーで柳津に出て、そこからBRTというバスに乗った。１時間半くらいは乗っただろうか、終点の気仙沼駅で降りた。途中、骨組みだけになった建物や、階段の手すりがぐにゃりと曲がった様子、仮設のコンビニを見ると、復興はまだまだと感じる。それでも瓦礫は相当片づけられたようで、建築現場が延々と続くような状態ではあった。
Androidナビをオンにして歩きはじめる。市役所が出てきたら、右折。やがて仮設の飲食街が出てきた。若干通り過ぎたよう。
もう一度戻ってじっくり確認していく。通り過ぎたのは、ひっそりとお休みだったからだった。残念、いよいよやってしまった。それでも新潟の「Ａ７」さんに続いて２軒目か。全く計画を立てていないわりには、うまいこと行ったほうかもしれない。ウェブを見ると日曜日定休であった。何とも恥ずかしい。
もう午後もだいぶ遅くなっているので、昼飯だ。仮設のラーメン屋で食べることにした。珍しく生ビールも付けた。せめて少しでもお金を落としていこうと思った。結構にぎわっている。忙しそうに店の人が働いている。
仮設の商店街。
本屋は津波で廃墟のようになってしまっていた。
もっと周囲を散策すれば、津波の被害を実感するような風景があっただろうが、そういう気分にはなれなかったので、駅まで戻ることにした。復旧しない電車の線路でも、写真に撮ってみたりした。途中、大手のドラッグストアチェーンの新店がほぼ出来上がりつつあった。復興？ 商魂？ 事情は知らないが、そのどちらでもあるのだろう。
気仙沼に泊まれるかはわからない。陸前高田に行くとしても、事前に電話して確認しておくべきだろう。呼び出し音が鳴ったまま。どこかに転送される感じになった。今日はもうだめだ、と判断した。一関行の電車にぎりぎり駆け込んだ。
2013年9月4日記
ヴァンガード
宮城県気仙沼市南町1-1-8
0226-22-6411
7:30～22:00
日曜休
観光案内のサイトで店内など確認できます。
http://www.burari-kesen.com/shopDetail.html?shop.id=48