新作S字系の解説その2です。
何故それほどまでにロールを無くすことに拘るのか?
それは、ハイスピードジャークをする上で必要不可欠の要素だからです。
従来のS字系ルアーが、ターンするたびにロールすることは前回書かせていただきましたが、
この動作をハイスピードで行うと、よじれたような動きになり酷い時は回転する場合もあります。
また前回も指摘しましたが、フックがラインを拾ってしまうので、数回ジャークしただけでトラブってしまいます。
ATTICのS字系が何故ロールしない事に拘るのか、それはクイックターンにあります!
ねじれたような動きをせず、方向をクイックにターンすることにより、ハイスピードにジャークすることが出来るのです。
ヒラを打たせたり、回転させる等のアクションは容易に出来ますが、クイックターンは、
ATTIC独自の「アウトメタルフィン」システムだからこそ可能なのです。
何故そこまでハイスピードジャークの釣りに拘るのか、それはPoet7で実証済みですのでそちらの解説をご覧ください。
ATTICのS字系には開発時に2パターンのチューニングがありました。
1つめは、S字の幅と質に拘る。
2つめは、ジャークのレスポンスに拘る。
この2つの要素は、どうしても相容れない部分があり、スタッフの間でも意見が分かれましたが、
結局新型S字系ルアーは、他にまねの出来ないハイスピードジャークに拘ったチューニングを選択しました。
新作S字系解説その3に続く
開発者:黒ひげ