私は先日、カナダ人ドキュメンタリー映像作家 エステル・エベールさんの映画 
「FUNAKOSHI」を観ました。

エステルさんについての記事は、たんぽぽブログでも何度か掲載させていただいています。
よろしければご覧ください。http://ameblo.jp/light2011/

またエステルさんの記事は、広島の文化情報マガジン「to you」4月号の表紙にもなりました。
http://www.cf.city.hiroshima.jp/bunka/01to_you/pdf/1404/2014_4-01.pdf


「FUNAKOSHI」では、
主に東北の船越再建のリーダー的存在である中里孝一さんが想いを語られています。

「絶対にあきらめない!」
「震災を通して自分は成長できたと思う」という中里さんの言葉。

まだ復興とも言えない厳しい現実を前に中里さんの、
それでもあきらめず想いを貫き通す姿、震災後からずっと変わらぬ前向きに生きる姿。

中里さんの生きる姿を見て
人は何があっても前へ進もうと思えば進めるんだ!
どんなことからも学びとろうとする人は、生命の力が尽きることなく、湧き出てくるんだ!
という力強いメッセージを感じました。

人の生きざまに心動かされるのに、多くの言葉はいらないのだと思いました。

言葉の通じないエステルさんも、中里さんを始め船越の方たちを見て、その素晴らしさを
すぐに感じ、映画をつくろうと決められたのではと思いました。

そして、またしばらくして思いました。

中里さんのリーダーシップは本当に素晴らしいです。
でもその中里さんを信じて一緒に前に進もうとする船越の方たちがいるからこそ、
中里さんも力一杯頑張れるのだと思いました。

素晴らしきリーダーと信じ合い、助け合う仲間がいてからこそ
どんな困難にもめげず、力を合わせて一緒に前に進めるのだと思いました。

私はこの映画を通して、東北の復興はもちろんのことですが、
ここに誇るべき日本人がいるということを
世界中の人たちに知っていただきたいと心から思いました。



最後に中里さんのブログをご紹介して終わりにしたいと思います。

船越(石巻市)復興日記 2013.8.30
『エステルが最後の取材です。』
http://d.hatena.ne.jp/funakoshi-ogatsu/20130830

エステル 長い間 船越を取材して、支援してくれて有り難うございます。
31日に石巻を後にして、その後カナダに帰って行きますが、
こんど船越に来る時には、高台移転をして生活している姿を見せたいと思います。

つらかった、これ迄の二年間を振り返れば
地獄の底を土をなめながら這いずり のたうちまわっていたようなもので、
自然災害とは言え他の人達にはこの苦しみをあじわて欲しくはありません。
これからは希望の光に向かって行くだけなので気持ちは楽です。

数えきれないほど取材を受けたけど、復興したら取材抜きで話しをしたいね!

エステル・なぬすてる・愛すてる…でした!
孝一