私の整体院には、心の病気やトラウマを抱えたお客様がよく来られます。

あるお客様に、
いつも笑っていたい、自分を笑顔にしてほしい、
私の笑顔がうらやましくて仕方がないと、言われました。

私はよく人から「いつも笑ってるね」と言われます。
私の笑顔は……
本当は 私が生きる上で身につけざるを得ないものでした。
でもそれは、私が頑張って生きてきた証でもあります。

そして、私が育った環境で身についてしまった心のクセ
……大嫌いでした。
でも、それも……
苦しくても頑張って生きてきた証なんだと、今は思っています。

私が生きてきた道のりを書いた詩です流れ星
カメ「あなたの心よ安らかなれ あなたの心よ平和なれ」
カメ「つらいと思っていた生活 それは天からの祝福だった」



彼女は言った
笑顔がほしい いつも笑っていたい
あなたの笑顔がうらやましい……と

私は言った
笑顔はあなたの中にすでにある
あなたは笑顔を持っている
それを出せばいい
私と一緒に出していこう……と


何のために生きてるのかわからない そう思っていた
なぜ こんな家庭に生まれたのかと ずっと思っていた

その生活があまりに長いと 幸せに期待しなくなる

私の人生は苦しみがつきもの だから苦しくて当たり前
その思いが いやというほど 心に食い込んでいた

いや 本当は……
自分で 自分の心に 突き刺していた

そう思わないと 生きていけなかった
そう思わないと つらさを受けとめられなかった

毎日が 苦しかった
毎日が つらかった

この世は ままらないことばかり
この世は 不幸のかたまりだ
努力しても どうにもならないことばかり

そう 思っていた


でも そのつらい毎日の中に
光が かすかにゆらめいていた

この世に失望しながらも 探し求めていた
この世に真実はないのか……と

努力が 平等に公平に報われるものはないのか
この世に失望しながら ずっと探し求めていた

本当は それを探したくて 見つけたくて
ずっと 生きてきたのかな 今は そう思う


この世に 真実はないのか……

今 胸を張って その問いに答えられる

この世に 真実はある
誰にも どんなものにも 左右されないものがある

この世に生れし者なら 誰もが持っている
それは 心…… やはり 心だった

心を自分で育てようと努力したならば
自分で自分を向上させようとしたならば
その努力の分だけ すべてが応えてくれる


自分の人生こんなもんと思っていた
でも それは……
自分が幸せになることをあきらめたと同じことだった

つらい思いをさせてきた自分を
幸せにしてあげよう 愛してあげよう そう思った

毎日毎日 自分のためにやり続けた

小さな喜びを 大きく喜ぶ
つらいできごとも学びとする それを喜びに変える
自分を責めないようにする 抱きしめてあげる

毎日毎日 やり続けた
あきらめそうになった
自分が みじめに思えて仕方がなかった
何度も泣いた 途方にくれた

でも あきらめなかった


ある日突然
自分の中で 厄介扱いしていた部分が
気にならなくなっていることに気づく

それが 本当の奇跡
大きな大きな喜びとなる

今まで頭だけでわかっていたことが ドスンと腑に落ちる
涙が溢れ 心が感動でいっぱいになる

ずっと その繰り返し


何年もかかった……
でも 続けているうちに
心の喜びが どんどんと大きくなってきた

そしてあるとき ハッと気がついた

人はみな
必要なものは すべて与えられて生まれてくる
だから……
つまらない人間など 誰ひとりとしていない

生きるということは
すでに与えられたものに 気づく素晴らしき旅路

だから これからも私は生きていく

そして……
今を生きにくいと思っている人のために 力を尽くし 生きていきたい
そう 心から思っている


Photo by Kuniko Fukuma