- 前ページ
- 次ページ
鉄道写真を撮る人口は、ここ数年で飛躍的に伸びたと実感しています。
本当に嬉しいことで、なぜか暗いイメージのあった鉄道写真も市民権を得てきました(笑)
そんな鉄道写真のバイブル的なムックが発売されました!
玄光社から出版された『鉄道写真バイブル』は、編成写真、風景写真をはじめ、流し撮りや新幹線、SLなどそれぞれのテーマに沿って11人のプロカメラマンが詳しく解説しています。
僕も『編成写真』のページを担当させていただき、8ページにわたって書かせていただいております。
これ一冊あれば鉄道写真の基礎知識はバッチリですよ!
僕も、他の方のページを読んであらためて勉強しております。
絶賛発売中てすのでぜひ!
写真を学んでいた大学生のころ、アサヒカメラと言えばバイブル的な存在でした。
毎月色々な作家の写真を見ては、こんな世界もあるんだなーと感心させられておりました。
そんなアサヒカメラのグラビアのお話を頂いたのは昨年秋。
まさか自分がカメラ誌でグラビアを撮らせていただけることになるとは思ってもみませんでしたので、正直ビックリしました。
打ち合わせの結果、テーマはSLに決まり次の週末から撮影を開始しました。
〆切までは3週間ほど。
SLは基本週末にしか走りませんし、平日は他の仕事もあるのでチャンスは限られておりました。
北海道、九州、山口、秩父と撮影しましたが、初めてのアサヒカメラということで緊張したせいか、狙いすぎていい写真が撮れません。最初の週末に撮ったものはほとんど使えないようなもので、焦りました。
やはり好きなSLを僕なりに表現したいと気負いすぎたんでしょうかね。
翌週も撮影に向かいましたが、やはり普段にない緊張感のなかで、なかなかいい写真を撮ることができず、かなりピンチに。
〆切までに残るチャンスは次の土日だけ。
ここまで撮ってきたものを見直してみて、編集さんの意図も組んで絵コンテを考え直して最終週の撮影に臨みました。
かくして、今回のグラビアのほとんどが最終週の2日で撮影したもので構成されることになりました。
そうこうして自分なりに必死で撮った写真でしたが、実際に出版されて諸先輩方の作品とならぶと、本当に恥ずかしくまだまだだなと痛感させられました。
アサヒカメラ2月号では、写真誌としては異例の78ページをさいて鉄道写真を特集してくれています。
グラビアはもちろんですが、鉄道写真の歴史が詳しいページがあったり、広田さんの撮影哲学のページがあったりと読みごたえ十分です!
ぜひお手にとってみてくださいね!