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昨日急に涼しくなったせいか、ちょっと風邪気味です。夏でもあまり身体を冷やし過ぎない方がいいですね。

随分前の話ですが、とある電器店さんが急に体調を崩してしまい、一週間ほどお店を閉められたことがありました。

それが分かったのは、本部にそのお店のお客様から「どうなってるの?」「困ってるんだけど。」とご連絡があったから。慌ててこちらから連絡を取り、ようやく状況を把握できたのでした。

お会い出来た時にはその人は

「勝手に閉めてしまって、申し訳ない」

お客様に顔向けできない」と再開が心配になるほど落ちこまれていましたが、実際お客様はどう思われているんでしょう?

数日して再開のメドが立ってすぐ、ボクも本部に連絡が来ていた数件のお客様にそのお知らせをしました。お叱りを受ける覚悟でお電話したんですが、

「ホンマ?良かったぁ。どうしはったんやろうって心配で心配で・・・。」

中には涙ぐまれる方も。思わずこちらもうるっと来てしまいましたよ。

■良いことはゆっくり伝わって、ゆっくり退いて行くもの
その電器屋さんが今まで積み重ねられた仕事がどういうものだったか、分かる反応でした。

それだけ責任感を持ってされて来た仕事だから、穴を空けてしまったことにショックを受けられたんですよね。

お店の活動を止めてしまったことは良いことではなかったけれど、そうやって積み重ねたことは簡単には失われないんだな、と思いました。

誰だって体調がすぐれなかったり、気持ちが疲れたりして、いつも通りのことが出来ない時もあります。

その時にも少し休んで気持ちを切り替えてまた積み重ねて行くことが、一番大事なことなんでしょうね。

良いことは伝わる時も退く時もゆっくり進む。

ボク達の商売は長丁場です。

だから時には築いて来た信頼関係に甘えることがあってもいいんじゃないでしょうか?

ひと息付いたらまた一日一日、積み重ねて行けばいいんですから。

それでは今日も良い一日を☆

この記事を書いた人:メオマサユキ

meomasa地域電器店専門の販促・経営アドバイザー。
1972年大阪生まれ。大学卒業後、会計事務所に約12年勤務。2009年より町の電器屋さん「アトム電器」を展開する㈱アトムチェーン本部に勤務。 2012年より始めたご加盟の電器店さんとの個別経営面談会もおかげさまで200件を越えました♪(プロフィール