このブログを見てボクのことを「町の電器屋さんの応援団長」とか「救世主」とか言ってもらうことがあるんですが、自分ではそういうつもりはありません。

この町の電器屋さん業界は右肩上がりに店舗数が減り続けていますが、これをどうにか応援・救済するというのとはちょっと違うんですよね。

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というのも、ボクも200店以上のでんきやさんと面談して来て、応援や救済では業界が良くなったりしない、と身に染みて分かったからです。

■ノスタルジーや懐古主義で業界が復活なんかしない
よく、向こう三軒両隣が声をかけあっていた時代とそれが崩れた今日を比較して、

「これではいけない」

「あの頃からご用聞きをしている、町の電器屋さんが見直されるべき!」

「そういう広告を打とう!」

みたいな論調がこの業界にはあるんですが、あまり効果を上げていません。

30年前と今は違いますしね。大型量販店やSNSがこれだけ発達した時代の変化を無視して懐古主義に訴えても何も響かず、空回りするばかりです。

■その気になった電器店さん達と共に歩みたい
だからボクは今の時代に合わせたやり方を伝えることで、「その気になる」電器店さんの伴走者でありたいと考えるようになりました。

業界を元気にしたいと思うから、業界全体を良くしようと望まない。

SNSを使ったり、簡単に始められるニュースレターのやり方を伝えたり、「これなら自分にも出来るかも」「これならお客様に伝わりやすいかも」とその気になった人がそれを持続できるようにサポートして行きたいです。

この一人一人、一店一店が大事なんですよね。

おかげ様でボクの周りは今、元気な電器店さんが沢山います。

これからも大きなことは望まず、目の前の一人一人の電器店さんの"その気"を刺激し続けます。

それでは今日も良い1日を☆

この記事を書いた人:メオマサユキ

meomasa地域電器店専門の販促・経営アドバイザー。
1972年大阪生まれ。大学卒業後、会計事務所に約12年勤務。2009年より町の電器屋さん「アトム電器」を展開する㈱アトムチェーン本部に勤務。 2012年より始めたご加盟の電器店さんとの個別経営面談会もおかげさまで200件を越えました♪(プロフィール