今朝、NHKのニュースで高層マンションが増えている一方で、小さなお子さんのベランダからの転落事故も起きている、これを防ぐ手立てにを報じていました。

ニュースによると東京都内だけでも一昨年までの3年間に、5歳までの子どもの転落事故が65件起きているそうです。

その原因はいくつかありますが、建築基準法で110cm以上と定められているベランダ柵を、何らかの手立てで乗り越えてしまった場合が指摘されていました。

その中の原因の一つとして挙げられていたのが「エアコンの室外機」。


子ども目線で見ると、あのメカっぽい形状はよじ登りたくなってしまうのかも知れませんねぇ。

■予防のために施工側がお伝え出来ること
設置する際、室内機の設置場所は大抵話題になりますが、室外機の設置場所まで気にされる場合はそこまで多くありません。ご購入される商品が決まれば、電器屋さんにお任せの場合も多いですね。

だからこそ、室外機の設置場所についても確認を怠らないようにした方が良いかもしれません。

その時に小さなお子さんがいるご家庭は気にされるでしょうが、将来お子さんが生まれる場合もあれば、お孫さんが訪ねて来られる場合もありますから、その想定はしてあげた方が良いということです。

番組内でもベランダに広さがある場合は、足がかりにならないよう手すりから相当の距離を取って設置する。そこまでの広さが無い場合はベランダを柵などで区切り、室外機に近付かせない。ベランダの入口自体に防犯用の補助鍵を取り付ける。などの策が提示されていました。

また、配水管の固定金具なども足がかりになるので、取付け位置を高くした方が良いそうです。

こういう所まで配慮したご提案って、時間の制約を課せられている下請施工業者では時間を割きづらい部分。逆に言えば、町の電器屋さんの丁寧な仕事を印象付け易い部分でもあります。

ということ以上に、お客様の安全については大所高所から幅広いご提案を心がけて行きたいもの。何かあっては取り返しがつかないことですからね。

それでは今日も良い1日を☆

この記事を書いた人:メオマサユキ

meomasa地域電器店専門の販促・経営アドバイザー。
1972年大阪生まれ。大学卒業後、会計事務所に約12年勤務。2009年より町の電器屋さん「アトム電器」を展開する㈱アトムチェーン本部に勤務。
2012年より始めたご加盟の電器店さんとの個別経営面談会もおかげさまで150件を越えました♪(プロフィール