昨日、

業界の統計データ取ったら、どうしても「売れ筋・マス」に目が行ってしまう。今の時代、地域店がそれを鵜呑みにしてちゃダメだよね。

って記事を書いたんです。

講師をやってくれたアナリストの方は、講義の殆どをその事実を伝える時間に使ってしまったので、こっちのブログで補正を試みたのでした。

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興味のある方はこちらのカゲキなタイトルからどうぞ(笑)
    ↓    ↓
『「マーケティング=売れ筋を掴む」という意見は聞かなくていい』

統計は町の電器屋さんにとって逆風なのは確かです。でも悪いデータを並べられて腹を立てているだけじゃ、商売人としては芸がないじゃないですか。

■縮小する業界を泥船と嘆くか、業界を良くする伸びしろと見るか
例えば地域電気店全体で見れば売上高は2年前より縮小していますが、アトム電器独自の調査ではニュースレター等で自分達の存在を知らせ続けた店は、売上を2割も伸ばしているというデータもあります。(→参考記事

例えばここ2年では業界シェアを10%から9%に落としましたが、それ以前は7~8%で推移していた時期があり、むしろ盛り返していると言えます。

またテレビのネット接続でをやっていない人が8割近くいる状況は、お宅にまで上がらせて頂ける地域電気店に出来ることがあることを示していると言えます。

こうして見ると、言われた事実だけでは「市場が縮小している」とネガティブにしか見えなかったことから、色々可能性が見えて来ます。縮小していることは、むしろ今後の伸びしろと見ることも出来ますよね。

これってボク達が普段手がけている販売に通じるものがある、と思いませんか?

■マーケティングとはつまり、「価値を正しく伝えること」
かつてはマーケティング、と云うより電気店の経営って「今後の売れ筋を見極め・話題の商品を知り・流行を掴み」それをお客様に提案することで、売上を上げる側面が強かったと思うんですよ。

それも無くなりはしないけど、今はモノ余りで消費が多様化している時代。

ここから一歩踏み込んで、例えばこの話題の商品が「私にとってどんな意味があるか」

不眠が解消されるのか。家事のひと手間が減るのか。親御さんの介護が楽になるのか。・・などなど。

マーケティングって平たく言えば、(その人にとっての)価値を正しく伝えること。

もっと言えば「そのお客様が自分達のお店が存在する意味が分かって下さること」だと思うんですね。

今回の社長会でアナリストの講義を聞きながら、このことを再確認出来たことが収穫だと思ったのでした。

※本日、アトム電器社長会ご参加の皆様へ
本部の社長会スタッフ陣が、昨日からこのデータを自分で咀嚼して上記で云う意味を伝えようと、悩みながら準備しています。その辺りも汲み取ってもらい、温かい目で見守っていただけますと幸いです。

ハードル上げちゃったかな・・・(笑)

それでは今日も良い1日を☆