歴史をもっと学ぼうよ 2 | ヒロって好奇心が多いのねー?

ヒロって好奇心が多いのねー?

ブログの説明を入力します。

前に歴史は、一問一答のクイズのためにあるのでは

ないと書いた。プロイセンの宰相ビスマルクの名言


愚者は体験に学び、余(賢者)は歴史に学ぶ。と


ビスマルクは戦術や兵法を歴史(先人の書)から

学んだと思われるが歴史を学ぶというのは、

それだけではないと思う。


例えば過去に生きた人の生き方をたった数時間で

学べるなんて、こんないい教科書はないと思う。

実際人間なんて自分で体験してはじめてわかること

も多いが、こんな生き方をすると、最後はこの様な人生

になるんだということも多く示唆されているので、今でいう

シュミレーションゲームみたいに考えておけばいいのかも

しれない。


自分が体験できない、もしくはあこがれている生き方が

歴史上の先人たちが自分に代わって身をもって体験して

くれていると思えば、それを生かさない手はない。


三国志の中でも呂布(りょふ)という体の大きい怪力の男

の話が出てくる。彼は武はあるが義と徳がない。

名馬赤兎馬(せきとば)が欲しいためにトウタクという男に

そそのかされ養父を殺してしまう。

そして仕えていた悪名高いトウタクも女性がらみで殺して

しまう。それも義もなく、ただ嫉妬で。

そして一国の将軍に納まるが、進言する者の首をはねる、

敵の兵が褒美ほしさに敵将の首を持って来るが、裏切り者は

許さないといって、そのものの首をはねてしまう。

もう呂布についていこうという者はおらずに、戦は負け

最後は1人で逃走する。


なんとか体制を整えた呂布だったが次の戦も同じような

かたちで負け、最後に嫁と娘を連れて逃走する。


そして誰にも相手にされず、最後に義の人劉備のもとに

かくまってくれるように頼みに来る。

部下は反対するが劉備は暖かく迎える。


ある場所で太子の婚約者が山賊に殺された。

普段行いの悪い、呂布の仕業だと噂になってしまう。

そのためにかくまっている劉備が戦に出ることになった。

ところが城を空けている間に呂布が城を乗っ取ってしまう。

劉備たちにその城を攻められ戦に負けてしまう。

嫁、娘が処刑されそうになるが。呂布は劉備の恩に懺悔し、

嫁と娘の命と引き換えに切腹して果てる。


悲しい最後だ。