講演会⑥ 森見登美彦さん in武庫川女子大学 | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

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小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

土曜日に、武庫川女子大学主催の小説家、森見登美彦さんの講演会へ行ってきました。

 
正直、この作家の講演会巡りも毎年、頑張ってさがしてましたが、
そろそろ自分からは探さずに消極的参加へとどめようと思いはじめだしたのですが、
なぜか年内に、後4個は行く予定です。笑。
 
日にちが合えば、と思っていたら、
上田岳弘さんを始め、森絵都さんなど広告や記事を見つけてしまうんですよね。
 
今の、小説って何だろうと疑問に思ってると、講演を聴いても、
混乱するばかりなんですよね。
 
さて、森見登美彦さんの肝心の講演内容ですが、
パネリストの司会や女子大学生からの作品に関する質問を受けて、
森見さんがそれに答える形のトークをするものでした。
 
一番印象的だったのは、その作品世界に相応しい語り口ができるキャラクターを考えることを、
最初にする、というもの。
ストーリーありき、じゃないんですね。
 
主人公を決めて、じや、そんな子どもを育てる親はどんな人で、
ライバル的なキャラクターは、こういう対照的な性格なら、いいね、と作品世界の骨格を構築する方が先なこと。
 
少し、なるほど、と思いました。
 
ある意味、キャラクター設定の本当の考え方を、改めて、教えてもらったような。
そうしたやり方は知っていたし、やってたつもりだったけど、
仏作って魂入れずになってたかな、と、
自分を大きく反省しました。