ルールはゆるめに | 成功する野球留学・スポーツ留学:行列の出来る教授の相談所&ときどきスポーツ名言

ルールはゆるめに

いよいよサッカーワールドカップですね。



先日、アルゼンチン代表のエース、

世界サッカー界のスター、

リオネル・メッシに関する特集がNHKでやっていました。


ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、


メッシは、生まれつき体が小さく、


また、成長ホルモンが出てこない、一種の病気であったため、

成長期になっても、小さいままで、治療のための注射を打っていたそうです。

体が小さいというハンデがありながら、


あるいは、それがハンデだったからか、

メッシのテクニックは小さいときからずば抜けていて、

体が小さくとも、次々に大きい相手に勝って、頭角を現していたそうです。

しかし小さいためにやはりフィジカルプレイにもちこまれ、

しょっちゅうつぶされたり、吹っ飛ばされたり、と集中攻撃を受けていたそうです。

面白いのはアルゼンチンのジュニアのリーグでは、


フィジカルプレイがルール上で認められていたそうです。


逆に言うと、そうやってもまれてきたことが、

さらなるテクニックの向上を生み、

そして、フィジカルでもあたり負けない、強さが養われた。


つまり、荒波、ジャングルのようなフィジカルプレイokの厳しい環境が、


メッシのようなテクニックと強さを兼ね備えた世界的な大スターを作り上げた、


といってもいいのかもしれません。


アメリカバスケ界も同じようなことがあります。


アメリカでは映画やテレビでも、見たことがあるかと思いますが、

本当にそこら中に、バスケットのリングがあり、誰でもプレイし、

そこに集まったもの同士が、年齢レベルを問わずプレイをする環境があります。

いわゆるストリートバスケです。


そこには、当然レフリーもいませんので、

がんがん体をぶつけ合います。ぶつけ合いながら、吹っ飛ばされながらも、

シュートを入れるコツ、接触や高さを避けるようなうまいテクニック、などなど、

がつがつ当たりながらプレイをする術を体で身につけていきます。


レフリーがいない環境なのですから、そうするしかありません。


実は、部活の公式戦なども日本に比べ、ファールのとり方はゆるい、というのが、

バスケ留学を実際にした選手たちからの声です。


ファールされるのが当たり前の環境でやっていると、

ファールに文句言う前に、そんな環境でも当たり負けない、

そこで結果を出す姿勢、そして体作りに変わってきます。


かなり大胆な意見かもしれませんが、


日本サッカー界もバスケ界も、


もっとファールをゆるくするようにルール改正しないことには、


世界のフィジカルプレイの土俵で戦っていけない気がします。


逆に世界で戦うには

ファールをもっとゆるく変えたほうがいいのではと思います



日本人はまじめで、

勤勉ですから、審判の方もとても優秀すぎて

ついきっちりファールをとってしまうと思います。


であれば、ルール自体を意識的に変えたほうがいい。


それが日本のレベルアップにつながると信じてます。



かなり個人的な意見です。ご了承下さい