気持ちいいお天気の下


のんびり空を見上げながら


鳥の声に耳を澄ませたさくらの木陰


久しぶりの晴れ間と夏至の暑さに


梅雨で沈んだ体がちょっぴりはずむ


瞳と心は来る夏に思いをはせ


少し早めの開放感に浸りきる


それなのに、それなのに


瞬く間に音もなくやってきた霧が


すっぽりと町を覆いつくし


死んだように静かな空間に逆戻り


移り気な天気に


現実に引き戻されながら


短い夏の到来を待ちわびるわたしがいる


ペタしてね