順番がグチャグチャですいません。
今回の台北インスタイルで「参りました!」と唸らせてくれたのは、ダニエルワンというデザイナー。
本来、台湾人というのは、とてもおとなしくて素直で引っ込み思案。
でも、この男は違った(笑)
もちろん、「私のショールームに来てもらえませんか?」というメールはたくさんいただくのだが、伝わってくる明るさとパワーがいつもと違う。
いっちょ、行ってみるか!と
台北に到着し、ホテルにチェックインし、いつものようにまずはオースティンのショールームに行き(この話は長くなるので別件で)、
夜には日本人のバイヤーやジャーナリストたちとの会食予定があったのだけど、そこにダニエルとのミーティングをねじ込む。
ねじ込ませるだけのパワーが彼にはありました。
「ダニエルワン」が伝わってきます。
袖を通せば、そこに伝わる着心地はまさにヴェルサーチ。カッティングが上手い。
でも、彼の中には、ヴェルサーチとは違う「パカーン!」という無垢な明るさがある。
それも、今求められる強すぎない強さとポップさが相まって、つまりベタ惚れしてしまった(笑)
もちろん、まだまだ若手。
コレクション全てが完璧!とはいいません。
ですが、ショールームで美味しいお菓子をいただきながら、「2年前に初めて井口さんに会った時と違って、僕は今こう考えてる。次のシーズンはこうするよ、で、将来こんな風にしたいんだ!!」という内容とパッションと、その底ぬけに明るい感じに、「こいつバケモンだな」と思い(笑)
おばちゃんはメロメロにさせられました。
ベタ褒めしすぎ?
いやいや、実は2年前ボロっかすに言いました。
そして、今回もたくさんのダメ出し。
こいつはすごい!と思った相手には、愛を持って鞭を振る。
今後、彼のコレクションは是非とも買い付けし続けたい。
そのためにも、今後も臆することなく、要求すべきところは100%要求し、褒めるべきは君は最高だ!と言い続けよう。と思っています。