順番がグチャグチャですいません。
今回の台北インスタイルで「参りました!」と唸らせてくれたのは、ダニエルワンというデザイナー。

本来、台湾人というのは、とてもおとなしくて素直で引っ込み思案。

でも、この男は違った(笑)

{8F1E09C9-A989-4111-A2F9-A686A5A38609}

台北に渡る4日前、「井口さん、お茶しましょう!ショールームにお菓子用意して待ってます!」とのメール。

もちろん、「私のショールームに来てもらえませんか?」というメールはたくさんいただくのだが、伝わってくる明るさとパワーがいつもと違う。

いっちょ、行ってみるか!と
台北に到着し、ホテルにチェックインし、いつものようにまずはオースティンのショールームに行き(この話は長くなるので別件で)、
夜には日本人のバイヤーやジャーナリストたちとの会食予定があったのだけど、そこにダニエルとのミーティングをねじ込む。
ねじ込ませるだけのパワーが彼にはありました。

{C7DF0BB3-719C-4752-86B9-7968325C1C9A}

{05E2A1B9-631E-4C88-9206-C8C274495611}

何をしたいのか?がものすごく伝わってくるショールームとオフィス。
{1778BC55-B605-4335-AF92-CE8C869F9193}

{19A8F8DF-204E-4B6E-B984-6A667A6D7B0D}

インテリアにも出されたカップ&ソーサーにも、
「ダニエルワン」が伝わってきます。

{5B876E43-9E4F-4FC1-9FA1-1DB856D82DAC}

もともとジャンニヴェルサーチにいたんだ、という話に納得させられるシルエットとデザイン。
袖を通せば、そこに伝わる着心地はまさにヴェルサーチ。カッティングが上手い。
でも、彼の中には、ヴェルサーチとは違う「パカーン!」という無垢な明るさがある。
それも、今求められる強すぎない強さとポップさが相まって、つまりベタ惚れしてしまった(笑)

{E4830200-ABD5-4EFC-9415-0B5BC75C75A5}

美しいプリントは、まさに彼の経験が垣間見られ、

{194FB55A-F8EA-440B-9182-6B8F6602E041}

{FE062D8D-3A3C-4D38-B030-A2D50752250F}



{3199DA0E-1FCF-4EF1-903F-F212F01D68B9}

ただ強いだけでなく、愛嬌を感じさせるのは、きっと彼の若さと明るさに減員があるからなのでしょう。

もちろん、まだまだ若手。
コレクション全てが完璧!とはいいません。
ですが、ショールームで美味しいお菓子をいただきながら、「2年前に初めて井口さんに会った時と違って、僕は今こう考えてる。次のシーズンはこうするよ、で、将来こんな風にしたいんだ!!」という内容とパッションと、その底ぬけに明るい感じに、「こいつバケモンだな」と思い(笑)
おばちゃんはメロメロにさせられました。

ベタ褒めしすぎ?

いやいや、実は2年前ボロっかすに言いました。
そして、今回もたくさんのダメ出し。
こいつはすごい!と思った相手には、愛を持って鞭を振る。

今後、彼のコレクションは是非とも買い付けし続けたい。
そのためにも、今後も臆することなく、要求すべきところは100%要求し、褒めるべきは君は最高だ!と言い続けよう。と思っています。