耐震診断しましょう。【リノベーションする時・・2】
しかし・・
法律同様、世の中どんどん変わります。
今の世の中、バブル時代じゃあるまいし全部建て直すなんて・・
そんなもったいないことなんて出来やしません。
だいたいこの狭い日本、新築なんて町中ではもう建てるところなんてありゃしません。
古い建物をどんどん活用しなければならなくなってきたのです。
で・・
国も重い腰を上げました。
法律を整備してどのようにすればリノベーションをしていいか、どのような場合は駄目なのか。
いつ建った建物はどこまで今の法律に適合すればいいのか?
何の法律は駄目で何の法律はやむなしなのか?
明確にされました。
こういう建物はこうすれば良い。
いつ以降の法律で建てられた建物はこうすればいい。
こういう建物は駄目・・
という
指針がはっきりした。
ま・・
だって100年住宅とか長期優良住宅とか国がぶち上げといて・・
100年もたったら・・
またまた大きく法律なんて変わっています。
今、国が建てろっていって建てた100年ももつ建物が・・
せっかく100年もつようにお金掛けて建てたのに・・
100年どころか30年もすればなんも出来なくなっちゃう?
100年後には法律に適合しない違法建築?
なので条件さえ満たせばリノベーションがしやすいようになったわけです。
ただ・・
そう・・
古~い耐震基準の建物だけは・・
だめです。
新耐震基準になる前・・
だいたい昭和56年より前に確認申請を受けた建物だけはだめ。
やるとしたら構造体から全部やり直し。
耐震補強だけですめばまだいい・・
実際の話、建て直した方がお安いですよ!っちゅう話です。
ま・・
仕方ないですね。
地震があったら壊れる確率が非常に高いことがわかってしまったわけですから。
それ以降の建物はこれやあの法律を適合させれば可能です。
あとはどこまでやるか?
お金の問題・・
です。
あ・・
申請が必要でない改装や改築、ようするにリフォームはなんも問題ありませんのですがね・・
だいたい・・
今この日本に建ってる建物のほとんどというか全ては、いつかの昔に建てられた建物ですから・・
全部今の法律には適合していないわけですしね。
申請が必要な物だけは適合させろっちゅうのも何だかな?
とは思いますし。
でも大きな地震で壊れる確率が高いってことがわかってるのにほっとくっちゅうのも何ですし。
ね・・
難しい話でしょ。
せめて古い昔の建物にお住まいの皆さん。
耐震診断はちゃんとしましょう。
市町村では無料診断なども行っていますから。
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