何もない公園・・【いつか何も出来なくなる世界・2】

 

 


どんどんなくなる物と言えば・・
公園の遊具とかも凄いですね。

 


はっきり言っときますが・・
もちろんこれから話すことは極論ですので・・

 


昔・・
といってもごくごく最近まで遊具と言えば・・


ブランコ・・
すべり台・・
シーソー・・
ジャングルジム・・

なんてのが大定番!

 

鉄棒・・
うんてい・・
登り棒・・

なんてのが定番!
でした。

 


が・・

 


今やその中で残っているのはすべり台くらいの物でしょう。


ブランコもシーソーもジャングルジムも鉄棒も・・
み~んな危険なのでどこの公園にもありません。

 


日本のどこかで誰かが怪我をしたからです。

 


ブランコなんて言葉が消えゆく日もそう遠いことではないことでしょう。
子供達の間ではすでにブランコなんて言っても何のことだかわかりません。

 


すべり台はある・・
とは言っても一時よく見かけたローラー式の物はもうありません。
禁止です。
早いので危ないんだそうです。

 


それどころか・・
砂場すら最近はありません。


犬猫がションベンするので汚いからだそうです。

 


かくして昨今の公園にはわけのわからないなんだかよくわからない遊具しかありません。

 

 

仕事柄・・
マンションなどの敷地内に公園遊具などを設置することも多々あるのですが・・


困ります。
非常に困ります。


何おいたらいいんだ?
あれも禁止これも禁止・・


でも・・
困ったことに公園とかプレイロットという物には必ず遊具を置かなければならない・・
と、法律で決まっているのです。
遊具がなければそこを公園とかプレイロットと呼ぶことは出来ません。


ま・・
そりゃそうだ。
何もなければそこはただの原っぱですから。

 


遊具会社の人に聞いたことがあるのですが・・
昨今の遊具の開発は・・


一にも二にも三も四も五にも六にも・・
とにかく安全で何があろうとどんな事態に陥ろうと子供が怪我しない遊具の開発が絶対なのだそうです。


なので変な穴ポコとかチューブとかまるけのへんてこ遊具まるけになるのです。
落ちるところがない・・

 


日本のどこかで誰かが怪我すると・・
順番に日本中からその遊具が消えていきます。
極端なのにもほどがある。

 


今の公園ってのは大人が散歩するためだけの物で子供が遊ぶところではありません。


なので子供は公園で遊びませんから・・
ちゅうか遊ぶ物がありませんし遊ぶことが出来ません。


だって・・
公園ではキャッチボールもサッカーもドッチボールもたこ揚げもスケボーも缶蹴りもみ~んな禁止ですし。
それどころか昨今は犬の散歩まで禁止です。


なので子供は家でゲームをするしかありません。

 


何のための公園だ?

 


そんなに何もかも駄目なら・・
公園自体をやめればいいじゃない?

 


子供が可哀想だ・・

 

 

 


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