雪国でない地域の家づくり・・3
屋根に雪が積もると屋根にプールが出来ます。
当たり前な話です。
雪は何で出来ている?
そう、水です。
なので雪は溶けると水になります。
雪はよっぽど寒くない限り・・
積もったら次々に溶けていきます。
いやいや・・
どんな雪国でも寒くて今は溶けなくてもしばらくすればいつか必ず雪は溶けます。
これってどういうことか?
屋根にプールがあるのと同じことです。
つまり・・
屋根に雪が積もると屋根にプールが出来るのです。
雨とは違います。
雨はやめばすぐに流れ去ってしまいます。
が・・
雪は流れ去りません。
ず~っと濡らし続け水を浸し続ける。
プールです。
しかも・・
それが雪なのです。
溶けて凍ったら氷です。
非常に冷たい・・
まさに凍てつきます。
これは・・
屋根の防水にとっては非常に負担が大きいことになります。
なので・・
屋根材や防水材というのはすべからく一般地用と寒冷地用にわかれています。
雪の多く積もる地域や寒冷地では絶対に一般地用の屋根材などを使用してはいけません。
一冬で割れてしまう・・
じゃあ・・
少しでも雪が積もることがある地域なら全部寒冷地用にすればいいのか?
もちろん・・
寒冷地用はお金がかかります。
それと・・
瓦など寒冷地用は重いのです。
屋根は軽い方が良い・・
重い時は重いよう構造体を設計しなければなりません。
どちらにするのかは考えどころなのですが・・
一般用といってもまったく雪には対応しないと言うことではない。
たまに雪が積もるくらいの地域では十分でしょう。
ま・・
それがどこまでが、っちゅうことなのです。
それはその屋根材や防水材のメーカーの基準に従うのがよいでしょうね・・
何かあっても保証がつきますので。
従ってなければ保証はありませんから・・
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