傷つけるなよ・・1
住宅を建築中・・
ある程度出来上がってくると・・
皆さんワクワクしてきますよね。
で、工事中見に行きます。
そう、私も以前の記事でどんどん見に行こう!なんて書きましたが。
そして、見に行くと見たくない物も見えてきます。
気にしなくてもいいことが気になってきます。
その筆頭は・・
建築中の家についた傷!
構造的なこととか専門的なことなんかは皆さん実際には見てもよくわからない・・
でも、傷は一目でわかります。
まだ、住んでもいないのに傷ついてる!
がっくし・・
なんてなるのです。
実は・・
本当の話・・
建物という物を建てている最中に、そこまでに出来上がっている部分に絶対に傷をつけないで建てる・・
なんていうことは出来ません。
もちろん、そうならないように作っているのですが、世の中、絶対になんていうのは無理なのです。
たとえば・・
部屋の扉がついた後に、そこから足場や梯子やでっかなボードやクロスの糊付け器を部屋の中に入れなければならない。
1日に何十回も入れたり出したり、何日も何日も・・
どんなに気をつけていても、そのうち誰かが扉にゴン!
そんなときに・・
監督の罵声が飛びます。
誰じゃここぶつけた奴は!
絶対に誰もが一切ぶつけないで工事する、なんてのは・・
物理的に、確率的に、統計学的に・・
絶対に無理なのです。
Atelier繁建築設計事務所HP
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