料率での設計料・・3







先日の設計料料率で決める際の設計料とは、実は本来的な設計・監理業務のことを言います。



ここで言う本来的な業務というのは・・

基本的には「企画・デザイン・プランニング・設計・構造・申請・監理・コディディネート・検査」

さらには「アフターサービス・保険・保証」

などなど、までのことを言います。


これら全てが設計事務所の本来の業務ということなのです。





しかし、場合によって、あるいはそのお客さんによって、やり方によって・・

上記の本来的な業務は一部だけ行うこともあるわけで・・




たとえば、住宅メーカーなどの設計などであれば、設計事務所が行う業務は「設計・申請」だけです。

それ以外の、「企画・デザイン・プランニング・構造・監理・コディディネート・検査・アフターサービス・保険・保証」は全てメーカーが行いますので、それだけの設計料になります。

お客さんが、設計士さんと直接打ち合わせしたい、なんていってお話ししてたりしても、その設計士さんの直接のお客さんは実はそのメーカーなんです。




不動産屋や工務店で建てる住宅などの場合は「設計・構造・申請・コディディネート・検査」などになり、その他は工務店が行いますので、それだけの設計料



つまり、設計料というものは、どれだけの仕事をするのかによって変わって来ます。





それから、当然なことなのですが、その建物の構造の状況によって設計料料率から変わります。

構造計算や申請審査がどうゆう物になるのかによって違うからです。



さらには、建物の種類によっても設計料は変わってきます。

当然、難しい建物は大きさや構造が同じなら高くなります。




そして、大きさが大きくなると、それに比して設計料料率は下がっていきます。




よく設計料料率なんて普通は3%だとか、5%だなんて言う人がいらっしゃいますが・・

それはマンションとかアパートやビル・工場など大きな建物の場合の料率です。

きっと、お仕事で会社の何かを建てたときの料率だったのでしょう・・

元の予定工事費が大きくなるので料率は小さくなるんです。




大きくても小さくても一軒は一軒・・

設計図の物量以外、設計監理という仕事の内容はそんなにかわらないんです。





Atelier繁建築設計事務所HP
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