チャララ~ン♪
目覚ましが鳴った。
・・・・・・ね、眠い。
あと、30分寝かせて・・・。そう言ってジョンを見た。
キャンもジョンも私を見て ヤレヤレ・・・そういう感じで目をつむった。
チャララ~ン♪
あ。また・・・・。瞬き1回しただけで30分が過ぎていた。
起きて支度をして戻ってきたら私の布団でジョンが寝てた。
うう~ん♡かわゆい。
ついつい添い寝でまた30分が過ぎていた。
曇ってるし、いっか。 甘いなあ。私。
いかんいかん!お散歩せねば!
いつもより1時間近く遅れてお散歩に飛び出した。
珍しく土手のグランドに誰もいない。
よ~し!遊べ~!!
おかーさん リードちょうだいっ!
クネクネでもなんでもしておいで!
やったーっ!
なのに・・・・・
ちょっと!起きなさいよっ!
ひいいいいいい
こうしていつもジョンはキャンに叱られる。
どうもキャン姉さんはちゃんとしてなさいっ!って怒ってるらしい。
そうよ。キリっと。
キリっとね。
チェッ・・・。雷怖いくせに・・・
ちょっと! なんか言った!?
・・・いえ。別に。
あたし、耳、いいのよっ!聞こえてんだからねっ!
ふふ~んだ。
そうだ。ジョン、負けるな。
いつもやり込められているジョンをつい応援してしまう。
ほんとにさ・・・キャン姉さんには頭あがんないよ・・・・
ん。そうだね。でもそこがジョンのいいところ。
そしてジョンをちゃんと家族としてみているキャンの気持ちなんだよ。
ねね。このでっかいの。 ホゲっとしてるけど あたしの弟。
ホゲが余計です・・・
だって・・・・
ほらね。大あくび。
・・・・・ほんとだ。
こっち向けって言ってるわよ。
へっ!?
ああ!もう!二人でこっち向いてよ~。
や~だよ。 ね。
ね。
・・・・・・・・・か、可愛いじゃん。
かわいい? ぼくちん?
そ。あなたも。
もちろん。あなたも。
ん~。キャンは美人だねえ。(あ、スルーしてくださいませ)
ああ。やっぱり眠いなんて言ってないで早くでてくればよかった。
このなんでもない時間がとってもしあわせ。
あの~おかーさん そろそろ・・・・・
お腹がすいたのよ。 あたしたち。
あ。 すみません。
ささ。 帰るのよ。
キャン尻はかわゆい。
変なこと言ってないで行くのよ。
は~い。
おかーさん 行くですよ。
は~い。
しあわせを感じるとついつい欲張ってしまう。
ここにマリィが一緒にいたらな・・・って。
マリィ。 夏休みは始まったばかりです。