『LOVE ON THE FLOOR2017』千秋楽と渋谷「タロス」 | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

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昨日は、『LOVE ON THE FLOOR2017』の千秋楽だった。私は今年も全部で3回拝見した。

 

5時起床。先週から振付を開始した「サンブラ」の2回目があるので、早起きして振付を考える。「サンブラ」は、フラメンコ教室ではめったにやらない「謎の曲」だが、ここ45年スペインでもやけに流行しており、私も2014年の京都公演で踊ったことがある。

 

今回振付ける相手はプロではなくアマチュアの生徒なので、2014年とはかなり変更点がある。

 

振付も順調に進み、午前中の2クラス終了後、エルスール財団記念館へ急ぐ。

 

着いたとたん、スタッフから「ノートパソコン貸してください」とか「雨でバラの挿し木が……」とか言われるが、頭と身体がまだフラメンコ状態で、とっさには切り替えができない。(笑)

 

ようやく少し普通に戻り、15時から行う「現代詩講座」(講師:野村喜和夫)の準備を始めた。予約は10名弱だったが、14時半ぐらいからどんどん人が集まり始め、満員になってしまった。ちなみに昨日は「枕草子」から話を始めたとか。

 

受講生のみなさんをお迎えした後、自宅に飛んで帰り、ガブリエルの世話をしてから渋谷に向けて出発した。『LOVE ON THE FLOOR2017』の千秋楽を観るためだ。

 
 
 

 

 

千秋楽というのは独特の雰囲気があるものだ。特に今回の公演は、スケーター高橋大輔さんが主演――シェリル・バーグさんとダブル主演――しているため、高橋さん関係のコーチ、トレーナー、ご友人などが多数いらしていた。

 

また、私の知り合いも多く、ブログで仲良くしていただいているBさんやYさん、ロシア語クラスでごいっしょだったWさん、Fさん、Hさん、「新参者」だった頃からチケット購入方法などのアドバイスをしてくださっているYさん、昨年の『クリスマス・オン・アイス』でお隣に座ったNさん、高橋さんのスケート教室に参加されてコーヒーまでいれていただいたというKさん、カザフスタンで知り合った方、中学時代から高橋さんを応援している方、ブログの読者の方……などと、会場のあちこちでご挨拶した。

 

昨日の席は前から14列目の下手(舞台に向かって左)寄りの席で、3回の中では一番後ろの方だがとても観やすい席だった。お隣は、知人を通して私の1枚余ったチケットを購入してくださった方。もちろん初対面の方だったが、すぐに話がはずんだ。

 

17時。幕の内側からの掛け声に会場が反応し、熱狂のうちに開演。すべてのシーンで割れるような拍手と歓声だった。

 

以下、高橋さんの全出演シーンのおさらいと、ミニ感想。

 

<第1部>

 

●オープニング

楽日のいい緊張と集中。

 

●「Glory

ジャンプがとても高かった。

 

●「雨に唄えば」

昨日は「ドヤ顔」がなく、終始楽しそうに、見事に演じきった。

 

●クリスティがローラースケートで登場するシーン

楽しく拝見。高橋さんの表現の幅広さを感じさせてくれるダンスだった。

 

●台輔

このシーン、「高橋さんの高貴さ/男らしさ」と「躍動感」と「舞台の立体的な使い方」がとてもいい。今回の『LOVE ON THE FLOOR2017』の一番のお気に入りかも。高橋さんの「ツーステップ」一つとっても「疾走感」があり、魅力的だ。

 

 

<第二部>.

 

●チャーリーと

二人のデュオの心地よさ。

 

●フラメンコ

闘牛士の正装があんなに似合う人はスペインでもそんなにはいない。早く本格的フラメンコプログラムが観たいものだ。(←これを言うと、「みんなが観たいって言うと逆にやりたくなくなる」と高橋さんがおっしゃるかもしれないので禁句だが、あえて言う。観たい!)(笑)

 

●「Hometown Glory」。

華やかな衣装も、ボロのような変わった衣装も、なんでも見事に着こなすのが高橋さんだが、上半身裸でこれだけきちんと表現し、踊れるのがすごいなと思う。すでに、りっぱな「ダンサー」だ。

 

●フィナーレ

高橋さんのノリの良さ、はじけ具合は15人の中でもとりわけすごい。特に感じるのは「体幹の強さ」「リズム感のよさ」「クレイジーになれること」。そして、今回とりわけ気づいたのは、「腰の使い方」。片手上、あるいは両手上で踊っている時、一人だけ「腰使い」が際立っている。これは、もう高橋さんの「才能」「財産」としか言いようがない。

 
 
 
 
 
 
 

ちなみに、フラメンコでは「腰使い」はとても重要。何十年踊っていてもできない人はできない。

 

なので、今すぐフラメンコプログラムを!

 

(あっ、また言っちゃった!)(笑)

 

狂乱のカーテンコール。そしてスペシャルトーク。すべての〆は、高橋大輔さんの「みんな、愛してるよ!」の言葉だった。

 
 
 
 
 
 

           ※          ※

 

終演後、いろいろな方とご挨拶してからYさんと軽い打ち上げへ。選んだのは渋谷「タロス」。

 

まずは生ビールで乾杯。

 
 
 

 

 

2人ともダイエット中ということで、注文は控え目にした。

 

「羊飼いの食卓」。赤ワインをグラスで。

 
 
 

 

 

新鮮貝類のフレーグラ。白ワインをグラスで。

 
 
 

 

 

ジェラート。

 
 
 

 

 

Yさんとは、『LOVE ON THE FLOOR2017』やフィギュアスケートの話。このところかなり疲れているので、気取らず飾らず本音で話せるYさんと2人の食事はとても心地よかった。

 

千秋楽の感動と楽しくておいしい食事。昨日は最高でした!