混迷を深めるシリア情勢が一層キナ臭くなってきました。
アラブの春といわれ、中東で独裁を倒し民主化が進んだ
国がある一方で、シリアは内紛が泥沼化して2年半です。
エジプトは民主的に選ばれた大統領が事実上のクーデター
で軍事政権に戻ってしまいました。
民主主義が育つには時間を要することがわかりました。
独裁の重しでバランスが取れてたのかもしれません。
シリアで化学兵器を使ったからアメリカが攻撃するという、
一方でロシアは現政権側を支持してるようで、
大国の思惑が見え隠れしてます。
記憶に新しいイラク戦争では大量破壊兵器を所持してると
攻撃したのが後になかったことが確認されました。
一人の大統領の決断で何万人もの命が奪われ国は崩壊し
何年もの間苦しみ続けることになります。
その昔ベトナム戦争もありました。戦争で得るものは何も
ありません。そして傷つくのはいつも、始めた当事者では
なく弱い立場の女性や子供たちです。
いかなる大義でも戦争は悪で、良い戦争などありません。
日本は何があっても大国に追随して戦争に加担することの
ないように平和的な貢献を模索するべきだ思います。