2005年 11月10日(木)Varietyによると、『ターミネーター』のTVシリーズが製作されるとのことです。
Fox TVは既にワーナー・ブラザーズTV及び『ターミネーター３』('03)を製作したC2ピクチャーズとパイロット版を製作することで合意したとのことです。脚本を担当するのはジョシュ・フリードマン(『宇宙戦争』('05)、『チェーン・リアクション』('96))で彼は製作総指揮も兼ねるようです。C2ピクチャーズのマリオ・カサールとアンドリュー・バジナも製作総指揮を務めます。
『The Sarah Connor Chronicles』(サラ・コナーの記録)という仮題が付けられているこのTVシリーズは、シリーズ2作目の『ターミネーター２』('91)の後、サラ・コナーと14歳の息子ジョン・コナーがどうなったかを描きます。J・フリードマンがVarietyに語ったところによると、「アクションも家族ドラマも満載な内容となる」らしいです。
因みに、『３』では、サラは『２』の約2年後の1997年8月に白血病で死亡したことが明らかになっていますが、『２』後のサラとジョンを描いた作品として、小説版で｢新ターミネーター2―未来からの潜入者｣、｢新ターミネーター2―迫りくる嵐｣、｢新ターミネーター2―最終戦争｣の3部作が存在します。
内容は次の通り：
アメリカ政府にテロリストとして追われたコナー親子は南米パラグアイでひっそりと逃亡生活を送っていたが、ある日T‐800ターミネーター(シュワ)そっくりの男ディーターが隣家に越してくる。一方、カリフォルニアではマイルズの研究が再開されていた。そしてスカイネットはジョン抹殺のため、未来からさらなる刺客を送り込んできた。サリーナ・バーンズこと新型ターミネーターI‐950は遺伝子操作を施され、生後すぐにサイボーグ化された女ターミネーター。果たしてサラとジョンはふたたび世界を守ることができるのか?そして謎の隣人の正体とは・・・。
サラの生死やシュワルツネッガー型ターミネーターの原型となる男の設定、「ジャッジメント・デイ」の発生時期等、この一連の作品は基本的に映画版『３』の内容とは矛盾するのでそのまま使用されることはあり得ないと思いますが、ある程度参考にはされるかも知れません。
--------------------
"@ the Movies"
http://www.asahi-net.or.jp/~rn6d-hnd/