原題:Star Wars: Episode VI - Return of the Jedi
1983年(米) 上映:2h14
監督:リチャード・マーカンド
脚本:ジョージ・ルーカス/ローレンス・カスダン
出演:マーク・ハミル/ハリソン・フォード/キャリー・フィッシャー/ビリー・ディー・ウィリアムズ/アレック・ギネス/他

★アカデミー賞 1部門受賞★
特殊視覚効果賞

※作品データはオリジナル劇場公開版のもの

遠い昔、はるか彼方の銀河系。ルーク・スカイウォーカーは卑劣な悪党ジャバ・ザ・ハットから友であるハン・ソロを救うため、故郷の星タトゥイーンへと戻った。だがルークの知らぬ間に銀河帝国軍はあの恐怖の宇宙要塞デス・スターをはるかに強力な装備で密かに再建中だった。この新たな究極兵器が完成すれば、銀河系の自由を求めて戦う反乱軍はひとたまりもなく消滅してしまう・・・。

前作の終わり方では、本作を見るしかないでしょう。公開までの3年間がものすごく長く感じたのを覚えています。個人的には第1作に次いで好きです。本作で一応、3部作は完結というとで、前2作に散りばめられていた数々の伏線や謎が解決されています。

実はメインキャラ以外で唯一、何気に『新たなる希望』('77) 及び『帝国の逆襲』('80) に登場している反乱軍のパイロット、ウェッジがみたび登場し、最後は大活躍する所など涙ものです。ラストは多少、お約束のわざとらしい部分もありますが、それはそれで良かったと思います。

『新たなる希望』公開からわずか6年しか過ぎてないんですが、特撮技術の進歩がデス・スター2(これのデザインもすごい)空域周辺での戦闘で顕著に出ています。宇宙戦艦の間で繰り広げられる何十機もの戦闘機のドッグ・ファイトは圧巻です。

予算や技術の問題で当時カットされたシーンなどが最新CG技術によって修正・追加された《特別篇》が1997年に公開されました。オリジナルとかなり印象が違ったのはラストシーンでした。新三部作への布石なんでしょうが、エンドアのイウォーク達だけでなく他の都市でも盛大に祝賀会をやってます。ビジュアルは勿論そうですが、それに伴って変更された曲でガラっとこのシーンの印象が変わりました。オリジナルではドンチャン騒ぎで、「良かった× 2」的雰囲気なんですが、本作では妙に上品に仕上がってしまっていて、グランド・フィナーレの感じが薄れてしまっているように思えます。

そして、遂に発売された旧三部作のDVDですが、その内容はオリジナル版ではなく、1997年の《特別篇》をベースに、更に手が加えらたバージョンでした。なお、日本では長年、公開直前まで予定されていたタイトル『ジェダイの復讐』がそのままになっていましたが、2004年9月のDVD発売に伴い、邦題が『ジェダイの帰還』に変更されました。

●関連作品●
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』('99)
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』('02)
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』('05)
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』('77)
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』('80)
『スター・ウォーズ/ホリデー・スペシャル』('78)
『イウォーク・アドベンチャー』('84)
『エンドア/魔空の妖精』('85)

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■DVD■
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