「自家製みそのすすめ」(雄山閣刊)を読む。
アットマーク明蓬館高校の学校薬剤師である
服部良子先生に教えられ、お貸しいただいた貴重な本である。

不肖、私も自家製みそに取り組んで10年目に入る。
みそづくりの仲間も少しずつ増えてきた。
最近では、めずらしいみそを贈ってきていただいたり
自家製みその交換仲間も出てきた。
工業化されすぎた市販のみそでは、みそ本来の良さが
失われている、と見る。

日本の食文化の原点にみそがあることがよくわかる。
栄養学的には、天然アミノ酸、ミネラルが結集している
最高のサプリメントであることがよくわかる。

この本にはみそについて歴史、栄養、製法、なかには味噌桶についても
こまかい研究の成果が網羅されている。

『大豆は卵、牛乳とともに三大アレルギー食品であるが、大豆アレルゲンは
味噌の発酵熟成過程で消失することが報告されている』という
記述には驚かされた。
また、『味噌に放射能体外排出効果があることが、
長崎の原爆投下時の経験と広島大学の動物実験から
証明されている。原子炉爆発で放射能障害に悩むチェルノブイリに
味噌が送付された。』というのは
私の知りえなかった事実である。

添加物や電磁波の影響を一番受けている
子どもたちの身体を各種アレルギーや発達障害などから
守るために、てっとりばやく対策を打てるとすれば
みそだと思う。

そう思い、信じながらみそづくりをしてきた。
今年からは本格的に木の樽を使うことにした。

アットマーク明蓬館高校の本校のある、
福岡県川崎町で、生徒や地元の方々とみそづくりができる
日を今か今かと待ち焦がれている。


世界最高のサプリメント、発酵食品である

味噌づくりを楽しむクラブ活動ができたらいいなと思う。

(理事長の独白でした)