今月は、18日にパエリアをはじめとする欧風のおもてなしメニューを、そして25日はちらし寿司をメインに、お花見を意識した和食おもてなしメニューレッスンを行いました。

 

 今年は例年より早めに暖かい日がきて桜の開花も早まり、この日が満開を迎えていました。

 

 青空が広がり、桜が満開・・・、そんな日にレッスンに参加頂いた皆さんには、ソメイヨシノではありませんが、生花向けの啓翁桜を飾って花見気分を演出してみました。

 

 

 

 いつもなら皿盛りでですが、今回はお花見弁当風にと思い、副菜を簾を使ったお弁当箱に詰め、ちらし寿司はお花型の飯型で作り、茹でたエビやサーモン、イクラをトッピングし、絹さやで葉っぱのようにあしらってみました。

 

 

 バタバタしてて、ちゃんと料理写真を撮っていなかったので副菜だけの写真は撮り忘れてました^^;;

 

 副菜の一つ目は、フライパンで作る和風ローストビーフ。

 

 大事なのは中まで熱を行き渡らせる事、焼き目をしっかりつけるくらいに焼かなければいけません。

 

 そのためしょっちゅうお肉をひっくり返したりせず、少し放置することをレクチャーしました。

 

 アルミホイルで巻き込み、保温して深部まで熱を行き渡らせる間にソース作り。

 

 フライパンに張り付いた旨みを料理酒や本みりんを入れて温めながら刮ぎおとし、醤油を加えて少しトロミがでるまで温め、粗熱がとれたところでわさびを加えました。

 

 盛り付けの際は、ピリっと、シャキッとした食感のあるカイワレを芯にしてローストビーフを巻きました。

 

 副菜の二つ目は、千草焼き。

 

 だし巻き卵だけでは、ちょっと具材が寂しいので、人参、三つ葉、鶏ひき肉のそぼろ、白ネギ、生しいたけなどの具材を卵と合わせ調味料に混ぜてオーブンで焼きました。

 

 もうひとつはオプションで、最近作り置きメニューのレパートリーを自宅でいろいろと試していて、この日は紫キャベツをザワークラウト風に作ったものを桜の花びらの形をした豆皿に盛り付けてみました。

 

 汁物は天草の天然鯛を使った潮汁。

 

 白身魚とはいえ、鱗のとれ残りや血合いが少し残っていると生臭いお吸い物になるので、しっかりとした下処理方法をレクチャーしました。

 

 シンプルがゆえに作る工程は簡単すぎますが、吸い物の味を決めるのは繊細でちょっとそこだけハードルが高いような・・・。

 

 椀だねに、手鞠麩とカイワレ、吸い口にレモンを使いました。

 

 おやつは桜餅。

 

 こちらもいつでも気軽に作ってもらいたいので、蒸し器などは使わずレンジで作ります。

 

 この日の道明寺粉が、かなり水分を含んでやわやわ状態。

 

 通常はこんな感じでできあがりです。

 

 

 貴重な休日、遠方よりお越し頂いた方、早朝のお仕事を終えて参加頂いた皆さんに感謝申し上げます。

 

 来月のレッスンも楽しんで頂ける内容を用意しておりますので、皆さんのご参加をお待ちしております。

 

 4月のレッスンも、参加頂いた方にキッコーマンの『極みつゆ 絶品だし』と『極み白だし絶品だし』の現品サンプルをプレゼント

致します。