時が仕上げるセルロイド
大阪アベノの小さな隠れ家アトリエema*emaのブログへようこそ。アトリエでご覧になって初めて知ったという方が多いレアな素材セルロイド。べっ甲柄の上品なマーブル模様に透き通る飴色の艶は使い込むほどに滑らかな光沢が時と共に増していきます。世代によっては新しく、そしてまた懐かしい素材セルロイド。日本セルロイドの儚く美しい物語は受講されたレッスン時間に個別にご紹介させて頂くとして、この日、夏アイテムとしてピッタリなブレス作りに挑戦されたKさんのレッスン風景をご紹介します。
「前回のレッスンの時に見てから絶対作りたいって思っていて♪今日すごく楽しみにしていたんです♪」とニコニコのKさん。ハイ★すべての工程が面白いので期待していて下さいね★
セルロイドプレートに穴を開けて角を削って滑らかにします。「わー♪面白いです♪」角を丸く整えて、細部も滑らかに仕上げたら手首のカーブに合わせて曲げ加工を施します。曲げ加工は微調整を繰り返して欲しい角度にカーブをつけてあげて下さいね。そして次にいよいよ一番楽しい工程、つや出し加工です。
まずは試しに端の方から磨き始めてもらいました。「うわ~♪ピカピカです♪ツヤが出てきました♪」。それまでマットな質感だったセルロイドの表面が、一気にツヤが出て輝きだします。例えて言うなら、ツヤの無くなった革のブーツを靴クリームで磨くと一気にピカピカと輝き出す時のあの感じに似ています。
磨き加工は本当に楽しい工程なので、いつまでも磨いていたくなるのですが他にも作業が残っているので全体が磨けたら一旦磨き加工は終了して次の金具作りの工程へ移ります。「本当にいつまでも磨いていたくなりますね~♪」
k14GFワイヤーで、フック金具、Cカン、丸カン、を作ります。「金具もワイヤーから作るんですね!スゴイ♪」。はい、ema*emaでは貴金属ワイヤーのk14gfワイヤー、k10gfワイヤーを使って金具パーツも作っていきます。オリジナル作品作りに役立つベーシックテクニックのひとつです。
「あれ、Cカンのサイズが揃いませんでした)))」。ワイヤーを挟む丸ペンチの位置がずれてしまったんですね。そこで大きめのCカンはフック金具とジョイントする事にして頂きました。「あ♪これなら着け外しが更に楽に出来ますね♪」。ハイ★臨機応変に変えていきましょう。
作った金具類とセルロイドパーツ、k14gfチェーンとつなぎ合わせていきます。丸カンやCカンの開閉は慣れるまでダブル平ペンチで作業すると滑らずしっかりと挟めますよ。そしてすべてのパーツを繋ぎ終えれば完成★
今回のセルロイドブレスを作ってみていかがでしたか?
「曲げ加工の時、はじめは力加減がわからなかったので少し難しかったです。聞いていたとおり、磨き加工でツヤがどんどん出てきて本当に楽しかったです♪セルロイドアクセサリー作りにハマっちゃいそうです♪お友達にも作ってあげたいです♪」。是非作ってあげて下さいね、きっと喜ばれる事間違いなしです★レッスンお疲れ様でした。
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最後まで読んで下さってありがとうございました。
すべてが魅力的★
ema*ema