去年映画化された プロ棋士 故・村山聖さんを描いた「聖の青春」

村山さんは幼い時にネフローゼを発症し、その子供時代のほとんどをベッドの上で

過ごされたそうです。

 

 

思い切り動く事も許されない村山さんに、おとうさんが将棋をさせたのが

プロ棋士への道を進ませるキッカケになった事はかなり知られています。

 

私自身「聖の青春」にはずっと興味があるんですが

なんとなく辛いものも感じてまだ読んでいません。

 

昨年公開された映画はレンタルになったらぜひ見たいと思っています。

 

皮肉ですが、おそらく村山さんが病気になっていなければ

棋士 村山聖は居なかった可能性が高い。

病気のためにスポーツもできない、思い切り体を動かす事ができない

そんな村山さんにとって将棋盤の上は

唯一、相手と思い切り勝負ができる場所だったそうです。

 

29歳の若さで亡くなりましたが、その生き様は炎のようだと

私は勝手にイメージしています。

 

 

ところで幼い村山さんがネフローゼだと判明した時

当時の医師が「大変な病気にさせてしまいましたね」とおかあさんに言い

村山さんのおかあさんはずっと苦しまれたそうです。

 

 

あのさ・・・・ 医者はプロだからむくみとかもすぐ感じるだろうけど

素人には無理だって!

ただでさえ子供の大病がわかってショックを受けている親に

そういう事言うなよ!と声を大にして言いたい。

 

昨日、ある方のブログを見ていて、その方の親御さんがやはり

似たような事を言われていてずっと気にされているという文を読み

何十年かまえってこういう事が普通だったのかねえ・・・と

ため息がでました。

 

私の場合は発病した時、すでに25歳の大人だったから

もちろん、その手の発言はありませんでしたが

(むしろ、すごく具合が悪かったのが続いていたのに

がまんして耐えていたから、もっと早く行くべきだったと反省・・・)

最終的に具合が悪くて悪くて、大晦日に救急車を呼んでしまいました。

当時 一人暮らしだったので。

 

しかし、救急車で運んでもらった病院でも、

年が明けて実家近くの病院へ行った時も

尿検査一つされず、さらに発見がおくれるというお粗末な事になりました。

 

実家近くの病院は、当時の父親の勤務先だったのですが

父は医者ではないので、当然、わからない。

 

ただ、私の母は若いころ看護婦をしていたので

私の足がひどくむくんでいる事に気がつきこれはただ事ではないと

父に病院から採血セットを持ってこさせて、私の腕から採血し

「これを持って最初に診てもらった先生じゃなく他の先生に診てもらえるよう

頼め!」と病院へ行かせ、

その結果、ネフローゼである事がわかったというめずらしい経緯です

                                 (;´▽`A``

 

それにしても・・・もしも、私の父が病院勤めじゃなかったら

母が看護婦でなかったら・・・

もうすでに私はかなりむくんで息絶え絶えの状態だったので(苦笑)

えらい事でした。

 

お子さんの病気は親が気づく事が多いのは当然だけど

たとえ気がつかなかったとしても

「病気にさせた」とか、そういうむごい言葉を医者が言うのは許せない。

そんな気がするのです、うん。