エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(1) (モーニングKC)/三田 紀房
¥550
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今回は3~11巻まで読みました。


相変わらず爽快なストーリーでした。

よく計算されてるな、って思う。


先を読ませない感じ。

独特の論理展開。


私は「普通の人」の立場で読むから、

主人公と同じく、

上司にイラっとさせられながら

「ああ、そういうことだったのか」と

学ばされます。


言われてみれば納得、

よく考えりゃそのとおり、ということばかりなのだけれど、

私のような「普通の人」は

なかなかそれに気づけない。


こういうことって

世の中にたくさん転がっているんだろうな、と思う。



3巻:


・時間と労力を最も効率よく現金化する。


常にビジネスの視点で考える。


転職者の話をじっくりきくことが

常に正しいとは限らない。

人の悩みはコロコロ変わる。

(自分でもわかってないから)


・自分の不可能を知り、認める。


・転職して評価を受けようというのは間違い。


履歴書の内容でしか知らない初対面の人が

自分を評価をしてくれるわけがない。


本当に転職したいのか、もよく考える。


・トップとの距離が近い→チャンスがたくさん


大企業では出世は順番。

ベンチャーは不安定だけれど

自分のアイディアや能力を

認めてもらうチャンスがたくさん。


・経営者に向くのは「ちゃんと怒れる人」


理にかなったことでも

怒れない人は多い。

これをちゃんと怒れる人は意外に少ない。


・仕事のスイッチとフォーカス


同じDVDでも、

ただ、「何度も見た。もう飽きた」ではなく、

字幕で見たり、吹き替えで見たり、

英語の字幕で見たり、

スイッチを変えるだけで楽しみ方はいろいろ。


フォーカス(ピント)を変えてみる。

ゴミの山は素材の山、といったような。



1巻のレビューをみてみたのだけれど、

「年功序列をよいものとして描いていて

著者は世間を知らなすぎ」

みたいな書き込みがあったのだけれど、

こういう人は、

漫画というか、転職業界というか、

企業というか、日本経済というかを

表面でしか見ない人なのだなあ、と思いました。


そもそも1巻しか読んでなくて、

パラパラと見ただけなんだろうなあ。


著者は”あえて”年功序列のよさを

提示したのだと思うよ。


海老沢さんとか桜木さんとかの

確かに破天荒な理論も多いけれど、

その深い洞察は

業界の人さえあっといわせそうな

すごい説得力もある。


レビュー参考に漫画を買う人も多いだろうけど、

安易な書き込みに混乱することもあるだろうね。


誰でもレビューできて

賛辞も酷評も自由自在だろうから、

いいシステムだけどリスクも高いのかな。


そもそもレビュー自体、

どうとでも操作できるみたいだけど。

買うときの参考にはさせてもらってる立場なので。


私が意見する筋合いではないけれど。



4巻以降のレビューは次回。


そもそもこんなネタバレでいいんだろうか…。

でもまあ、私の覚書だということで

勘弁していただきたい。

読んでいる人は限られてるだろうし。