スチュワード麻子 NHK番組「極める!田中卓志の紅茶学」出演のお知らせ
前回日本で収録した、NHKエデュケーショナルの番組「極める!田中卓志の紅茶学」の放映が始まります。
「極める!」は毎回テーマにそって、案内役の有名人の方が、それぞれのテーマの専門家や関係地を訪れてそれを極めていくというもの。
以下、NHKのホームページでの番組案内です。
http://www.nhk.or.jp/program/kiwameru/
「こだわりのモノ・ヒト・コトを持つ著名人が、自らそれを極める旅に出発し、その道の達人を徹底調査、おのれのこだわりを磨き、オリジナルの「学門」を作り出す番組「極める!」。6月は、紅茶好きで知られるアンガールズの田中卓志が、4回シリーズで紅茶のすべてを極める。」
今回「紅茶学」は、アンガールズの田中卓志さんが紅茶を極めるわけですが、第1回目は私もお世話になっている磯淵猛先生がご出演。
紅茶関係のご著書は30冊を超える、日本の紅茶第一人者のおひとりです。
とても気さくで色々なことを教えてくださる、素敵な先生ですから、今回田中さんとどんなやりとりが・・・?
というのは私も楽しみにしています。
私の出演回は最終回の第4回目。
放映日は6月27日、午後10時25分から、イギリスではJSTVで翌28日の放映になります。
聞いてはいたものの、本当に背が高い!田中さん。
確かにほっそりとしてはいらっしゃいますが、全然ひ弱な印象はなく、帽子を被ってとてもおしゃれでした。
写真も「全然構いませんよ~」ということでしたので、ふたりでぱちり。
Infuseのオリジナルエプロンがちっちゃく見える・・・・・
一緒にヴィクトリア・サンドイッチ・ケーキを作ったのでエプロン姿です。
カメラの方が「麻子さんの顔入れると、田中さんが切れる・・・・」とつぶやいたほどですが、私も日本人としては背が高く、165cmくらいあるんですよね......。
田中さんは本当に紅茶がお好きで、色々とご自分で茶葉を混ぜたりして飲んでいらっしゃるとのこと。
ティーウェアにも興味がおありだということで、休憩時間に、田中さんの携帯で、お持ちのポットを見せていただきました。
ミントンの、すごく可愛いポット。
パターンが詳細まで見えませんでしたが、多分手描きの「ヴィクトリア・ストロベリー」ではないかと思います。
ちなみにこれは私の持っているミントンのポット。(「英国スタイルで楽しむ紅茶」より、写真:富岡秀次)
私は古いミントンが結構好きで、いくつか集めています。
このピンクのはそれほど古くなく、1900年代に入ってからのもので、状態も良く、レッスンで使ったりしています。
これだって、れっきとしたミントンのマヨルカ焼き。
「チャイナマン」という名前です。
1800年代に製作されたオリジナルは今では数千ポンドですが、これは1900年代に作られたリプロダクション2500体のうちのひとつ。
このシリーズは全部、ちょっとこわーい、というデザインが不思議なポットです。
やたら可愛くない猿とか、あり得ない形の魚とか。
番組では「アフタヌーンティーを極める」、ということで、撮影のためにイギリスから銀のミルクジャグだの、アンティークのティーウェア、銀器まで、かついで行きましたよ・・・・・。
(写真:富岡秀次)
このティーカップ&ソーサーを大事に日本まで抱えて行き、テーブルもセットして田中さんにお茶を召し上がっていただきました。
足りないものや三段スタンドなどの大物は、日本の元生徒さん、元アシスタントさんなどから借りまくり、お花なども、知り合いを通じて自分の好きなスタイルでお願いしました。
食器は一部、仲良しがいる英国食器メーカー「エインズレイ」からもお借りしています。
私は撮影前日まで京都、高松など、講義に飛び回っていて、しかもその間に震災もあり、準備の大半とコーディネートは元生徒さんで、何かあると必ず頼りにしてしまう、ティーインストラクター後輩のOさんにお願いしました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました!
長い撮影がどんな風に編集されるのか見当もつきませんが、ケーキ作りからアフタヌーンティーのマナーまで、楽しい一日でした。
ぜひご覧になってみてくださいね!