利益があるのにお金がない理由、
今回は【借入金と利益とお金の関係】です。
一般の会社勤めの人からすると、借入金というと住宅ローン、もしくは負のイメージがあるのかもしれませんね。
ただ、会社を経営する社長、幹部の人からするとそんなことは言ってられませんし、会社経営では借入金は普通にします。
会社経営と借入金は切っても切れない関係、借入金なしで会社経営は考えられません。
借入金の仕方や考え方については後日あらためて書きますね。
では、借入金の返済と利益とお金の関係です。
こんな感じで枝が増えます。↓

◆まず、借入金をした場合です。
その時は、その分お金は増えますが、利益は全く関係ありません。
◆では、逆に、借入金を返済した場合は、
その分、お金は減ります。ただ、利益は全く関係ありません。
◆たとえば、借入金を1000万円した場合
お金は1000万円増。利益は全く動きません。
◆借入金を100万円返済した場合
お金は100万円減りますが、利益は全く動きません。
なぜ利益が動かないのか?
それは1000万円の借入金をしたとき、それを売上にはなりませんね、お金をかりただけですから。とうぜん100万円返済した時は経費にもなりません;;、お金を返しただけです。
借入金についてはしても、返済しても、売上にも、経費もなりません。売上も経費も動きませんから利益も動きません。
売上-経費=利益ですから、
売上1億円-経費9000万円=利益1000万円。1000万円の利益がある!
①そのとき、借入金の返済を1000万円していたら、お金は0円。です。
②逆に借入金を1000万円していたら、お金は2000万円あることになります。
ですから、①の場合が、利益があってもお金がない理由になります。
利益がないときの②は、利益がなくてもお金がある場合になりますね。
言われてみれば当たり前、当然なのですが、
ただ、借入金の返済があるのに、損益計算書(PL)で利益が出ているのに!!、お金が何故ない・・・;;。と思ってしまうのも人情というか・・多いです。
PLには借入金の返済の項目は全く出てこないので・・。
【利益があってもお金がない理由】は、中小企業の場合、特に借入金の存在が大きいので頭にしっかり入れておいてくださいね。
ちなみに、借入金ではなく貸付金の場合は借入金の反対になります、大丈夫ですね。お読みいただきありがとうございます。
【利益とお金の関係については、こちらをどうぞ】
【税金と利益とお金については こちらをどうぞ】
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