オセロは茨城生まれ! 考案者の長谷川さんにありがとう!! オセロ誕生秘話 | 親子でたのしい!大人もたのしい!アソラボ

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オセロゲームを考案した長谷川五郎さん

今月20日に、オセロゲームを考案した長谷川五郎さんが逝去されました。野球盤と同様に子供のころ夢中になったゲームです。
ツクダオリジナル製のオセロが実家に眠ってるな~。
老若男女問わずにすぐに覚えて遊べるシンプルなルールでいておもしろい! 素晴らしいゲームだと思います。

オセロは長谷川さんが考案した日本発祥のゲームです。
長谷川さんは水戸出身。水戸一高在学時にオセロゲームの原案を考えました。

戦時中にお父さんから囲碁を教わり、そこからオセロの原案を考え「挟み碁」と呼んでいたものを、お父さんのアイデアでシェークスピアの「オセロ」から命名したもの。
将軍オセロ(黒人)・騎手イアーゴ(白人)がオセロの妻・デスモデーナを中心に敵味方がめまぐるしく寝返るストーリーから「このゲームの名前はオセロがいい!」とお父さんが言われたからだそうです。
盤面の緑は戦いの舞台であるイギリスの緑の平原を表していて、ずっと遊んでいても目に優しい色だから。

オセロ誕生のきっかけや名付け親にもなったお父さんが、なぜシェイクスピアからヒントを得たかというと、茨城大学教授で英文学を教えていたからだそうです。
旧制一高時代は芥川龍之介や菊池寛と同級生で、水戸偕楽園・暁鐘の壁の文字・文章を書くような茨城屈指の文化人!
オセロゲームは、長谷川さんとお父さんの2人で作ったゲームですね。


●ルールがシンプル
●おもちゃ(ゲーム)そのものが美しい
●おもちゃ(ゲーム)のプレイにおいて思考や技術が生まれる
●音であったりプレイ中の“間”を楽しめる要素がある

こういう条件、自分がおもちゃに求めているものです。
昔のおもちゃはこういう条件満たすモノが多かった気がします。
オセロもまさにそうですよね。