【観劇】南河内万歳一座「楽園」 | あなたの人生劇場にちょっと混ざりたい演劇の人のブログ

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演劇の人、愛尚です。
演劇の人なので、いろんなことします。
あなたの人生劇場にちょっと混ぜてくださいな。
面白くするヒケツ、お伝えします。

演劇の人 愛尚です。
6月8日(月)のことです。

観た!観にいってきた!
南河内万歳一座「楽園」大阪公演千穐楽。

何年ぶりかの万歳一座。
名物の緞帳みるだけで、テンションあがる。
つい、前から2列目の真ん中に座ってしまった。


目の前に楽園があった。
楽園にたどりついて、笑った。
小さい子どもが嬉しくて嬉しくて、
身をよじるように笑う。あんな笑いだ。
からだの奥から、湧いてくる、喜びと笑い。
大好きな人に、再び会えた、喜び。

楽園に、いろんな人が集まる、やってくる、
かえってくる、迷い込む。

楽園に、迷い込む。

内藤さんの言葉は、
心のドコカにしまいこんで、
そんなもの、あったことさえ忘れていた
風景や面影や形や匂いや肌触りを呼び覚ます。
懐かしいけれど、どこか薄暗くて、少し怖くて、
血がザワつく。

まんまとワナにはまったのだ。
楽園にたどりついた私たち。
楽園に迷い込んだ私たち。

誘われて、迎え入れられて、
気づけば深みにハマッている。

そうだ。
初めて万歳一座を観たのは18歳の頃だったか。
内藤さんのサワヤカな笑顔と、
タマシイわしづかむ言葉の数々と、
匂いたつ汗まみれの役者さんたちと。
そのなにもかもに恋焦がれた。
薄暗い客席に、膝を抱えてギュウと座って。
デンデケデン、と、心躍った。

あれから30年。
また私は楽園に迷い込んでしまったのだ。
そして、サワヤカな笑顔で、
「な、終われないんだよ」と言われた、気がした。

内藤さんは、やっぱり大きかった。
うーんと、いろんな意味で。



南河内万歳一座「楽園」
6月17日から、東京公演があるのです!


大笑いして、
ビールをプハーッと飲みたくなって、
ドキッとして、
切なくなって、
怖くなって、
拍子抜けして、
また大笑いして、
それでもやっぱり美しく
切ない余韻が残ったりするもんだから、
やっぱりプハーッとビールが飲みたくなる。

「楽園」はそんなお芝居です。
あなたも「楽園」を
覗いてみてください。


東京公演の詳しい日程は
<こちら> です。