マルタで遊学 | 放蕩生活24時

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エジプトで社会人?生活を送る放蕩人の顛末記&現地情報

8/28~9/5まで夏休みをもらえたので、マルタに語学研修に行ってきました!


何を隠そう、私は帰国子女にもかかわらず英語の語学力が残念で、英語を使うことに自信がありません。
なので、最近英語の語学留学先としてもメジャーになってきたマルタで英語を勉強してこようと思い、
夏休みを利用してマルタに行ってきました(・∀・)


正直1週間だけの語学研修なので、語学がどれだけ伸びたかは押して図るべしなのですが、楽しかったのはエジプトでの留学生活との比較ができたこと。


そして実感しました。
エジプト留学ってサバイバルだったなぁと・・・
マルタでは値段交渉もいらないし、学校のアクティビティでいろいろと連れていってもらえるし、
昼は海水浴、夜はナイトクラブで遊んで・・・と、これがいわゆる「遊学」か!と実感できるほど恵まれた環境でした。(その分マルタ留学生たちはそれに危機感を感じて家でずっと勉強しているタイプも多い気はしました。)

逆にエジプトというか、カイロが恵まれているなぁと感じたのはその交通の便の良さ。
もちろん渋滞はひどいんですが、そういえばカイロに来てからバスや電車に乗るのに30分以上待ったことはありません。
今回マルタで久々にバスを30分待ち続けるという体験をして、改めてカイロのメガシティっぷりを実感しました。


それにしても、ともかくすばらしかったのは、透明度の高い青い海と、そこから取れる美味しい魚介!
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今回の遊学?、正直魚介を食べに来たと言っても過言ではないくらい、魚介に期待してきたので、その点は大変満足できました。
だってカイロって、基本的に魚丸揚げだし・・・

地中海の魚は色こそ鮮やかでないものの、種類が豊富で、市場にはタコ、イカ、エビ、ムール貝、スズキ、ウツボ、サメなどがずらっと並び、その味の濃さもまた大変私好みでした。
ウツボはどうやって食べるのかわかりませんが。
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特に美味しかったのが巨大エビとカジキマグロうお座

プリッとしたジューシーな身と、ニンニクの香りが強いトマトソースのマッチすることといったら。

たぶん食自体はイタリアに行った方が美味しいとは思いますが、北アフリカmixなマルタ料理はエジプト料理との共通点も多く、私にとっては大変馴染みやすかったです。


あともう一つ面白かったのはマルタ語。
マルタ語は現存する4つのセム系語族のひとつで、アラビア語とも同じ語族。
もともとマルタの歴史は非常に複雑で、さまざまな民族がマルタを支配し、あるいは亡命し、移民してきた島です。
そのため言語もいろいろな国の言葉が混じっているのですが、もっとも色濃く影響を受けているのは間違いなくアラビア語だと思います。
マルタ語の教本を見ると、そこにはほぼローマ字転写のアラビア語が多く見られます。
「こんにちは」はmerhabaで「ごきげんいかが?」はKeif inti?だし。地名もアラビア語から来たものが
多かったです。ヨーロッパ顔のカトリック教徒がアラビア語そっくりのマルタ語で会話する姿はなんだかとっても不思議でした。

マルタにはイスラーム支配時代の建築は残っていないのだけど、言葉の中には歴史が息づいていると実感しました。また、相当数の移民を有し、様々な民族の支配を受けてきたにもかかわらず、独自の言葉が生き続けているところもまた興味をそそります。
時間があれば、マルタ語ももうちょっと勉強してみたかったな。


そんなこんなで楽しい旅はおしまい。
またしばらくはお仕事の日々。
少しずつだけど着実に、前に進んでいけるといいな。

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