正しいインソールの提案 | 足と健康のブログ

正しいインソールの提案

偏平足とインソールについての提案とトラブルの予防


正しいインソール(靴の中敷)の見分け方についての問い合わせを頂きましたので、皆さんにここに簡単に提案します。巷では、短絡的に土踏まずをサポートするために、インソールを使用することが良いと説明されている。それは決して間違いではないが、そのインソールの持つ機能と形状に各者各様に「流儀」があるようである。

つまり、「我がほうの作り方は違う!」と言って作る人によって様々であり、これが利用者の悩みの種である。

しかし、「これでなければ絶対に駄目」というものでもないので、それぞれのコンセプトを尊重したと思うところであるが、大切なことが理解出来ていない人もそれなりの流儀で作成してるので、時々問題が発生する。


そこで、トラブルを予防するために大切ポイントをここに紹介する。


舟状骨 足の骨はそれぞれ耐えられる力の方向、強さが異なるのであるが、これが理解できていないとトラブルを起こし易いインソールを作ってしまう

つまり、足の図にある、「舟上骨」「楔状骨」は左右圧縮伸展の力には強いが、上下からの圧縮の力に弱い。


時々、見られる「強力アーチサポート」と名打っているインソールは、土踏まずの真ん中辺りを(青い矢印)強く持ち上げている。


これが、歩行、走行時に2種類の骨をしたからたたき上げるような力を加えることになる。

上下方向の力に弱いこれらの骨は、次第に疲労して最終的には「疲労骨折」を引き起こしてしまう。


ヨーロッパの研究報告の中に:

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「1998年 Ueheiluvammat. Ennaltaehkaisy. hoito ja kuntoutus のレポートによると舟上骨の骨折の増加がみられ、その増加は、インソールや靴メーカーの様々な回内サポートが原因であろうと指摘している。これは、様々なサポートの仕方の中に、舟上骨に掛かる力を増大させたり、硬すぎるサポートが歩行中、走行中に舟状骨に掛ける負荷が大きくなりすぎるために疲労骨折を起こしやすくしている」

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したがって、インソールの作成にはこの点に注意が必要との警告が出ている。
これらの発表は我が国では殆ど紹介されていなくて、アーチさえ強く支えていれば健康な足になると盲信している人たちがいるが、利用者の正しい知識の下で、適正なインソールを洗濯されることを願う。


安心できるインソールの見つけ方のヒントは、「距骨」の捻れ落ちる力をより正常な位置で支えることが出来る設計になっているインソールを探すことである。


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