子育て:本、逆さだよ
子育て中のみなさん、こんにちは。
今日は面白いお話をしたいと思います。
『子どもに読書習慣を身につけるためには、ただ「本を読みなさい」だけではいけません。親もその姿勢を示さなければ・・・』
ということを、折に触れて子育て中の親御さんに伝えているのですが、あるお母さんが、それはそうだと思い、早速実行をしたのだだそうです。
日常に振り回されて、読書から遠のいていたのですが、久々に本屋さんへ行き、小説なるものを、これまた久しぶりに買って帰ったそうです。
新しいことを始めるのは、きっかけが子育てであったとしても、素直に嬉しいもので、帰宅すると、取る物も取り敢えず、買って来た本を開きながら顔がほころんできたと言います。
そして、当然のことながら夢中で読み進んでしまったそうです。
ところが、久しぶりの活字と買い物の疲れからか、いつの間にかうとうとと眠ってしまったのです。これもよくあることですよね。
しばらくして子どもが学校から帰って来ました。玄関の扉が開く音に驚いて目が覚め、自分が本を読んでいたことに気づきました。
玄関からこちらにやって来る子どもの足音がだんだん近づいてくるのを聞きながら、落ちてしまっていた本を拾い上げ、「そうだ、子供に親の読書する姿を示さなければ!」と、本を手にしてドアを開ける子どもを迎えました。
「あ、おかえりなさい。お母さん、本読んでいたから気がつかなかったわ。早かったのね」
と、にっこりとさりげなく、そして毅然と子どもに声をかけたそうです。
が、・・・子どもからの一言。
「お母さん、本、逆さまだよ」
「かっこう悪いったらなかったです」と話してくれました。なんともバツの悪い、気の毒なお話ですが、それでもそのお母さんは読書を続け、子どもはお母さんの隣で本を読むことが増えたということです。
大分前のお話なのですが、なぜか今日ふと思い出しました。
そんな話しを聞いてからは、『子どもに読書習慣を身につけるためには、ただ「本を読みなさい」だけではいけません。親もその姿勢を示さなければ・・・』の後には、必ず「くれぐれも本を逆さにしないように(笑)」と付け加えています。
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