陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)/伊坂 幸太郎
￥880
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☆☆☆
以前ご紹介した「陽気なギャングが地球を回す」の続編です。
基本的には前作の流れを踏襲しています。キャラ設定なども前作を読んでいることを前提に書かれているので、今作を読む前に前作は必読です。
と、いうことでこの書評も「陽気なギャングが地球を回す」の書評を読んでからお読みください。
さて、今作は4つの短編と1つの中篇で構成された5編からなる短編集です。前半に出てくる4つの短編は「成瀬」「響野」「雪子」「久遠」がそれぞれ1人ずつ登場します。中篇ではいつものように4人が銀行強盗をしていると、そこで誘拐犯に出会ってしまい、なんでか銀行強盗の4人は彼女の救出に向かうわけです。ちなみにこの中篇で展開するストーリーは4つの短編全てが複線となっています。
さてさて、前作の続編として発表された今作ですが、実際には前作より前に書かれているようです。というのも前作のあとがきで「以前にもこの4人が活躍する物語を書いており、その時は強盗中に誘拐に巻き込まれてお話でした」というような趣旨のことが書かれていたからです。恐らくそれを改変し短編を書き足しつなげる形で出来上がったと思われる本作ですが、そういった書かれ方が影響したかどうかは分かりませんが、1本の長編だった前作の方がまとまりは良かったですね。
ちなみにトーンは前作同様軽～く楽しめる感じですね。少々毒がある児童文学というテイストは健在です。いや、本当は児童文学じゃないですよ。前作で書いたように私が感じただけです。
なんにせよ今作を読まれる方はまず前作を読まれるべきでしょう。、それで気に入れば今作も気に入るはずです。このシリーズはキャラとセリフが抜群の伊坂作品の中でも特にその要素が強い作品でもあります。
そうそう「陽気なギャングが地球を回す」の書評でご紹介したズッコケ三人組の続編、ズッコケ中年三人組にも続編があるようです。
第1弾
ズッコケ中年三人組/那須 正幹
￥1,050
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第2弾
ズッコケ中年三人組age41/那須 正幹
￥1,050
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第3弾
ズッコケ中年三人組age42/那須 正幹
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以前ご紹介した「陽気なギャングが地球を回す」の続編です。
基本的には前作の流れを踏襲しています。キャラ設定なども前作を読んでいることを前提に書かれているので、今作を読む前に前作は必読です。
と、いうことでこの書評も「陽気なギャングが地球を回す」の書評を読んでからお読みください。
さて、今作は4つの短編と1つの中篇で構成された5編からなる短編集です。前半に出てくる4つの短編は「成瀬」「響野」「雪子」「久遠」がそれぞれ1人ずつ登場します。中篇ではいつものように4人が銀行強盗をしていると、そこで誘拐犯に出会ってしまい、なんでか銀行強盗の4人は彼女の救出に向かうわけです。ちなみにこの中篇で展開するストーリーは4つの短編全てが複線となっています。
さてさて、前作の続編として発表された今作ですが、実際には前作より前に書かれているようです。というのも前作のあとがきで「以前にもこの4人が活躍する物語を書いており、その時は強盗中に誘拐に巻き込まれてお話でした」というような趣旨のことが書かれていたからです。恐らくそれを改変し短編を書き足しつなげる形で出来上がったと思われる本作ですが、そういった書かれ方が影響したかどうかは分かりませんが、1本の長編だった前作の方がまとまりは良かったですね。
ちなみにトーンは前作同様軽～く楽しめる感じですね。少々毒がある児童文学というテイストは健在です。いや、本当は児童文学じゃないですよ。前作で書いたように私が感じただけです。
なんにせよ今作を読まれる方はまず前作を読まれるべきでしょう。、それで気に入れば今作も気に入るはずです。このシリーズはキャラとセリフが抜群の伊坂作品の中でも特にその要素が強い作品でもあります。
そうそう「陽気なギャングが地球を回す」の書評でご紹介したズッコケ三人組の続編、ズッコケ中年三人組にも続編があるようです。
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