「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎

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☆☆☆
人間嘘発見器「成瀬」
学生時代ボクサーのインターハイ選手で、四六時中嘘ばかりついている演説の天才「響野」
人より動物を愛するスリの天才「久遠」
秒単位を正確に刻む体内時計を持ち、車泥棒と運転の天才「雪子」

4人は抜群のコンビネーションで銀行強盗を成功させてきた。ところがいつものように銀行強盗を成功させた帰り、同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に金を横取りされたのだ。4人は勿論金の奪回に向けて動き出す。その過程で様々なことが浮かび上がり…。いたるところに仕掛けられた複線が1つに収斂していく傑作エンタメ作品。

複線の消化の仕方という意味では伊坂作品の中でもトップ3に入る作品だと思います。複線が頭に入っていればラストシーンでは続けざまでニヤニヤできる展開が待っています。軽くスラスラ読める作品ですね。4人のキャラ造詣も素晴らしく非常に楽しめます。
と言え作品の重たさや文学性などを奪うことによって失われたモノも大きいかと思います。個人的には軽すぎてあまり魅力を感じませんでした（面白いには面白いんですけ、ど他の伊坂作品と比べるとね、って言う程度です。決して悪い作品じゃありませんよ。）
中学生辺りにもお奨めできる作品ですね。小学生の頃読んだズッコケ3人組を思い出しました。

その後のズッコケ3人組
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ズッコケ中年三人組/那須正幹

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陽気なギャングが地球を回すプレミアム･エディション [DVD]

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