アイランド・シャングリラ香港のサマーパレスで
美味な中華料理をいただいた後、普通なら部屋に戻っておとなしくするところですが
今いる場所は香港!夜も楽しい香港をムダにはできません。
ということで、夜10時過ぎに出かけた先は
ヴィクトリア・ピーク。
トラムに乗って、頂上まで、レッツ・ゴー
香港で夜景といえば、ヴィクトリアピークか九龍サイドのハーバーパーク。
どちらかというと、九龍サイドから香港島を眺める夜景が好きなので
3年前も実はピークには行かなかったのです。
トラムのチケットはこんな感じ。
しかし!今回は久々にピークにも行ってみたい気分。
途中で寝てしまったミーナを乗せて、トラムはぐいぐい空に引っ張られるように
傾斜がきつくなっていきます。
そして。
見えてくる香港島のビル群
傾く身体を支えながら、カメラを取り出しての撮影。
香港らしい都会的なアドベンチャー・・・
と、ここで、なぜかトラムが頂上に上りきる前に停止。
停止信号?
電車みたいな?
いろいろ思いをめぐらせる乗り合わせた少数の乗客たち。
今夜はピークで夜更かしすると、
すでに決めているから
焦ることなく座っていた私たちですが、
さすがに全く動かなくなり、心配になりました。
広東語でアナウンスが流れ、他の乗客たちが外に出始めましたので
私たちも続いてみると、運転士さんが英語でこう言いました。
トラム、壊れちゃった。
えっ!? ヽ((◎д◎ ))ゝ
頂上まで、歩いて5分だから、
すぐだから、
自力で 登ってください~(°∀°)b
帰りはトラムで帰れますから、ご心配なく。о(ж>▽<)y ☆
・・・って、ベビーカーと寝込んだミーナも一緒ですよ、お忘れなく
簡単にいうけど、子連れ客の負担考えて~。。。(TωT)
せっせとベビーカーを押す夫。
無言で歩く人々。
そこまで急に見えませんが、これ結構、急な坂道ですからネ。
5分って言われたけど・・・・
すぐ着くって言われたけど・・・
思ったより、すぐには着かない(泣)。
そういうモノですね。
えらく体力消耗したところで、上りきって、この夜景がお出迎え
はあ~。・°・(ノД`)・°・
これを見るために。
ピークの夜景も、やっぱり悪くない。
いや、最高
香港にまた、恋をする瞬間。
さて、相当帰りのトラムが行列だったので、真夜中の12時まで
夜景を眺めて過ごして、ようやく行列が短くなったところで、
夜景も堪能したし、さあ、そろそろ帰るか。となったのですね。
帰りのトラム行列に並ぶと、すぐに係員が近づいてきて、私たちにお金を渡すのです。
え?何これ?
と思ったら、返金です。とのこと。
なんと、トラムは帰り分も故障で、この行列は返金の行列だというのです。
私たちは子供が一緒だから、列に並び待たずに返金してくれたみたいで、
あっちにタクシーとバス乗り場があるから、それで帰ってね、と。
えーーーっつ!!!。(´д`lll)
と途方を暮れたい気持ちが沸くやいなや、行列に並んでいた
香港人のおじ様が、そう言った係員に大激怒。
自分たちは並んでいるのに、子連れということで
さっさと返金を受けた私たちを見て、係員に不公平だ
どれほど俺が時間かけて並んでると思ってるんだと怒鳴りつけていた様子。
・・・ごめんなさい。おじ様。m(_ _ )m
人間、誰でも待つのはイヤ。
極限状態になっても、周りで優遇された人を見て
ああどうぞ\(^_^)/、小さなお子さんいますもんね~
と微笑んでいられる人ばかりではないということです。
そして返金を受けたところで、すぐに帰れるわけでもなく。
バスとタクシー乗り場に移動してみると
トラムに乗り損ねたお帰り客で長蛇の列。
1000人はいたか分からないけど、500人以上はいた!!
真夜中に、
山の頂上で、
何やってるんだ~!?ヽ(`Д´)ノ
という状態。
せっかくの観光や夜景デートが台無しだよね。
金曜の夜だったので、明日はお休みの人が多かったはず、
と思うことだけが救いです。
これが原因で別れるカップルがいなかったか、心配。
ソレくらい、緊急事態でしたわ。
そしてお帰りのチョイス、
もちろんバスの方が安いけど、タクシーの方が快適。
ところが、タクシーの数は超少ない。
バスにするか、タクシーにするか、それも悩みましたね。
ミーナもこの時点で起きていて
いつもなら騒ぎたてるところですが、あまりに事態を察してか
なんと無言。(・_・;)
結局は大人数が一気に乗れるバスの方が早く帰れると分かり、
バス行列に並ぶことに。
・・・かつてバスでも降りたことがあるけど、
日光のいろは坂状態で超くねくね、気持ちが悪くなったことがある私は
なんとしてもトラムで帰りたかったのですが。
夫のアドバイスで、窓の外を一切見ないという方法で
ミーナを抱っこして寝るようにしてたら、
酔わずにセントラルまで着くことができました。
あー良かった セーフ。。。
そこからホテルまでちょこっと歩いて。
部屋にたどり着いたのは午前1時過ぎ。
香港、さすがです。
この経験は、焦るよΣ(~∀~||;)
香港って好き!と思ったら、次の瞬間に
最悪、香港!と思うような経験をさせられる。
12年前に私がここに住んで、身を持って体験した
数々のことが脳裏に蘇り、めまぐるしく、刺激的で
常に挑戦させられ、苦労させられる香港という国を、
旅行者として、舞い戻った初日に
再び狂おしく
愛してしまう夜なのでした。
続く。
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