ヨギー・ヨギーニ、誰にでも師という人がいるとおもう。
毎朝マイソールで会う師、週に一度は会う師、不定期にWSやリトリートで会う師。
直接的に常に指導を受ける師もいれば、たまにしか会えないけど心の師というのもある。
日本に在住するアシュタンギーの多くは、そういう存在がケン・ハラクマ先生であるであろうことは容易に想像できる。
今現在お会いした中で、ボクにとっての師、心の師が誰かというと、
そう、タリック・ターミ先生 である。
今、「国内でどこでも好きなスタジオで好きなレッスンを好きなだけ受けれるとしたら、どこに行きますか?」と聞かれたなら、ボクは即答で「タリック先生のマイソール東京 で毎朝マイソールクラスに参加します」と答える。
ボクの中では一番贅沢なレッスンである。プラス週1くらいで、ちゃまさんのマイソールにも行くかも(笑)
とはいっても、お会いしたのは1回だけ(笑)
昨年9月の岡山WSに遡る。
昨年のボクは、時間と予算が許す限り、興味の湧いたWSには参加したかった。
タリック先生にはそんなに予備知識もなく、近場の岡山ということで、ノリで参加した(笑)
マイソール2クラスとビギナーワークショップ1クラスを受講した。
会った瞬間「この人イイ人だ」とわかる、優しいオーラ全開(笑)
威圧感、威厳みたいなものを全く感じさせない、いいお兄さん。
そこでボクは、有名な“マジックアジャスト”を体感した。
あの大きなカラダでガッチリ包み込むようにサポートしてくれる。
力強いアジャストからは、カラダのつくり、アサナを熟知し、さらに経験を豊富に積んでいる自信を感じる。
かといって強引さはなく、生徒の限界をわかって、そこまで導いている感じだ。
優しい人柄だが、アサナについては無理はさせないけど、甘やかしもしない。
常にベストを尽くすように誘導してくれる。
自分は結構な確率で自分の潜在能力に気付かない。
それをタリック先生は教えてくれる。
個人的に一番驚いたのはマリチアサナ。
ヨガ始めて3ヵ月過ぎ、カラダも固いし、何よりまだまだ太っていたころ。
レッスンでは毎週タオルの端と端を掴むのが精一杯だった。
タリック先生のアジャストで、これができてしまうのである。CもDも。
自分が一番驚いた。まさか自分が今すぐできるなんて夢にも。。。
1年くらいはかかると思ってた。
ホテルに足早に帰り、すぐやってみたが、一人では一度もできなかった。
ただ、広島に帰ってからの練習は大きく変化した。
タオルで掴んだのをイメージするのと、一度でも実際に手を掴んだ具体的なイメージがあるのとでは、天と地の差がある。
それから約2ヵ月、どうにか一人で手を掴めた。
こぼれ気付きもあった。
その時は2部制ではなかったので、好きなだけ練習できた。
一番最後まで練習してた2人が、その中で一番ポーズが深いであろう2人だった。
やっぱり、伸びている人はいつも一生懸命なんですね。
そして続いてのビギナーワークショップ。
これがまたボクには大きかった。
太陽礼拝からスタンディングまでを一つづつ丁寧に解説してくださった。
その時に「ウジャイ呼吸は隣の人に聞こえるくらいの音で」というのを教わった。
これは先日のケン先生WSでも再認識できた。
ウジャイは音を出すことに注力し過ぎるケースが多々あり、逆に体力を消耗することも。
圧巻だったのが太陽礼拝。
あの大きなカラダで大きく舞う様は、まさに鳥が大空へ羽ばたくようだった。
そして、何より気持ち良さそうだった。
プラーナを一杯取り込みながら、全身が喜んでいるようだ。
そのままやってみると、確かに気持ち良い、そして深い。
もともと太陽礼拝が大好きだが、この日からもっと好きになった。
それからもタリック先生の太陽礼拝はしなやかでムダがなく、深く、気持ち良い。
そして伝統を重んじている。
あの日から今日まで、太陽礼拝はそっくりそのままタリック先生仕込みでやっている。
アシュタンガヨガ正式指導者はどの方もそうだろうが、特にタリック先生からは伝統をそのまま伝えていく、重んじる姿勢を強く感じた。まじり気無しのアシュタンガ。
こんなに大きく、しなやかに、力強く、深く、尊敬と敬意を持ってアシュタンガがしたいと強くおもった。
そして、飾ることなく、人に優しく、自然体で。
「こんなイントラになるんだ」、そう胸に刻んだ。
だから勝手に、心の師です。
さて、とてつもなく長い前フリになりましたね(笑)
お知らせです。
タリック先生 アシュタンガヨガワークショップ
in広島 今年も開催決定!!
2010“始動” 6/4.5.6(金・土・日)
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