桜~寒さあってこその「休眠打破」~ | 遊行楽紀行 ~風のささやき 水の行く末~

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季節、暦、時事をみつめて、気ままに書き綴ります
吹く風と流れる水、自然のあるがままを訪ねて
小さな「幸せ」「豊かさ」「健康」は身近に
考え方の整理整頓で「明日」「生き方」「行動」が輝きます
心豊かに 笑顔で そして健康に

---~寒さあってこその「休眠打破」~--- 
 桜が満開です。16日に開花し22日に満開です。

 全国で過去の最早に近い開花、満開となりました。

お天気は日曜、月曜日と全国的にすこし崩れる様子。

♪春雨のしくしく降るに高円の山の桜は、いかにかあるらむ


万葉集の河辺東人さんの歌です。
降る雨に桜の花が散ってしまうと心配したのでしょうか。
花冷え」や「春雨」は桜の花の時間を左右します。

  今咲いている桜の花芽は、去年の夏に形成されています。

夏に形成し成長を止めました。「休眠」です。
そして、秋冬の寒さで、芽は目覚めます。「休眠打破」です。
秋冬が低温でなければ、目覚めません。暖冬は桜の花にとっては+にはなりません。
 巡る季節の中で寒さあってこその満開です。
人で言えば「艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉(たま)にす」でしょうか。困難や苦労を乗り越えることによって、初めて立派な人間に成長する。花が咲くのでしょう。

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