---岡本太郎~TAROの塔(NHK土曜ドラマ)~---
岡本太郎を描いたドラマが放映されます。生誕100年とのこと。NHKの企画です。
「太陽の塔」は、映画「20世紀少年」でも活躍!?しました。
以前、ブログでも触れた、行方不明の「4つめの顔」は発見されたのでしょうか。。。。。
岡本太郎作品のモチーフ、「顔」「目」そして「手」・・・・。
「手」・・・。手の作品に、作者の後世に残る仕掛けを感じます。
古都奈良の商店街、奈良漬、三笠饅頭をあつかう商店の軒先にある「手の椅子」。色は、古都だけに、「仏像色」!?にしか見えません。
本家本元の展示から各地には、「赤」「白」「黄」「青」「緑」「黒」・・・「水色」「レモン色」!?などがあります。
「仏像色」は「黒」とは別物です。光沢が・・・・・。光の加減でないはず。。。おそらくwww。
作品「手の椅子」は1967年のもの。
各地で出会うとまるで孫悟空のようです。雲に乗り、行けども行けどもお釈迦様の手の中・・・・・・。
地から生えた手・・・・。衆生を救う手にも思えます。一点ものとしての展示されている場合、他の作品の主張!?と同じく座ることを拒否というか、座ることが憚られます。
手の「救い」感からは、「どうぞ」との促しが聞こえてきます。一方、ありがたい仏様の御手に座ることは、やや憚られます。
さて、作者は、座ることを促したのでしょうか?拒否したのでしょうか?生誕100年の今、想像するのみです。
この作品「左手」・・・・。「右手」の作品は見かけません。
「左手」は右脳の出先とすれば、感性および直感力の手です。心の手であり、潜在意識の手です。
「右手」は、左脳の出先。
ドイツの独裁者の写真は、右手を掲げます。「権威権力」の手。
「力」の手。悪い意味ばかりではありません。力で支えなければならないことが「現実」です。
左手は「支援の手」。右手は「支配の手」。
岡本太郎は「手の椅子」に何を表現したのでしょうか。
空想芸術論・・・は、将に左脳、左手の「直感」の世界です。