---五つの方術(1) vs忍法?! ---
「五つの方術」は、陰陽五行の考え方(風水・気学)の実用、応用、実践編と言えます。
大きく分けると次の五つ。「五行」ごとになります。(その中で枝分かれするもの、重なるものもありますが、それは後ほど。。。)
(一) 木の方術
(二) 火の方術
(三) 土の方術
(四) 金の方術
(五) 水の方術
※詳細内容はそれぞれの「術」ごとに紹介します。。。。。
「五つの方術」の言葉の印象から、「忍者」を思い浮かべてしまいます。。。。。。不真面目な気持ちでもないのですが、つい連想します。。。竹筒を口にくわえて、堀池に潜水し城に潜り込む・・・・。
気学・風水も「忍者:忍法・忍術」の類も自然の活用や処世、戦略などを五行の考え方をベースに構築されています。
次の「忍者:忍術・忍法」の術も五行で表されています。
「五遁(ごとん)の術」
◎木遁の術 木に化けます
◎火遁の術 煙で目くらまし
◎土遁の術 ずばり穴に隠れます
◎金遁の術 手裏剣を投げ音をたてて居場所を誤認させる
◎水遁の術 竹筒で息を継ぎながら水中に身を潜める
風水・気学よりこちらの方が楽しげです。。。。。煙球を(けむりだま)を地面に投げつけ、ドロン 退散!一度はやってみたいものです。モワもわもモワと。。。。
「煙(けむ)に巻く」。そうしたくなる場面、誰もが経験しています。学び舎で教師からの叱責や社会で上司から小言、準備不足の会議、議論、交渉。道路交通上で免許拝見の場面。。。。。 煙球でドロン!
- 「遁」は「遁走」「遁辞」「遁世」「隠遁」などと使われ「のがれる にげる」という意味。
日常生活における個々人の「遁」の術の巧拙(うまい、下手)は、明らかです。「遁辞(とんじ)」とは「言い逃れ、いい訳」。。。「言葉巧みに」逃れる力を見て悩ましく思われる方も多いはず。
現代の「遁辞の術」。こればかりではいけません。www
忍法と、陰陽五行のそれぞれの術の考え方を比べると、
忍法は、危機的な場面からの劇的に脱出するための術
陰陽五行の考え方は危機的な場面に至らない為の方術
となると忍法の方が難しいといえます。。。きっと。。
なるべくならば、「危機的な状況に置かれないように、生活を工夫していくことが必要です。
陰陽五行の「五つの方術」はまさにその考え方を伝え、象徴的に「お水取り」や「吉方位取り」などの「行為」が伝承されているのでしょう。