きみが きみだったころ
青いお空は とっても青く
静かな森は とっても静かで
あのひとは あのひとでいた
あのころ
きみが きみだったころ
きみの世界は 平和に満ちて
そこに住むものはみんな 生き生きとして
とっても らしかった
とっても らしかったんだ
きみが きみをやめたとき
きみの世界は なんだか変わっちゃった
あのひとも
あの空と あの森は
ただの 思い出になったかのようになった
とっても らしくない世界
らしくない世界で生きる
らしくないきみ
きみは だれ？
あのひとは だれ？
きみぶっている そのきみは だれ？
きみのふりしてる そのきみは だれ？
きみが きみでないとき
見えてる世界は おんなじようでいて
ぜんぜん違う パラレルにいるよ
そこにいるあのひとは 違うパラレルのひと
きみに還ろう
ほんとにほんとの きみらしい世界へ
とってもらしい きみにぴったりの
あの世界は いつでも待っているよ