日本の少年院の先生は、少年院で更生のための教育を担当した少年が少年院を出た後に一緒にご飯を食べてもいいか?
再サポでサポートをさせてもらっている少年が、先月、2回目の少年院を仮退院した。
昨日、少年も僕も仕事がそれぞれ終わってから合流して、一緒にご飯を食べながら、男二人で語り合った。
少年は、ステーキ丼の特盛りを注文して、元気に笑顔に食べていた。
少年が上記の質問を、少年院の中で信頼した先生に質問したら、先生は以下のように答えたと教えてくれた。
少年院の先生が、少年院に入っている少年と仮退院後に一緒にご飯を食べに行く約束をすることはできない。
でも、方法はある。
約束して会うのではなくて、偶然、再会すること。
その際に、先生の方から、少年に声を掛けることはできない。
偶然、再会して、少年の方から先生に声を掛けてくれたら、一緒にご飯を食べることができる。
鑑別所4回、少年院2回入り、19歳になった少年は、その先生と再会して、一緒に食事することを希望していた。
もしかしたら大多数の人には、これは大したことのないように感じるかもしれないけど、少年院に入ったことのある僕もとても大切なことであることを深く共感させられた。
僕は少年院を出てから約14年が経過したけど、最も信頼した少年院の先生とは今でも一緒にご飯を食べに行きたいと思う。
再サポのミッションも、僕の夢も、再非行を減らし、笑顔を増やすこと。
再非行を減らすために本当に大切だと思うことを、少年たちや、保護者さんたちと関わらせてもらいながら、心で感じたことを、これからも真っ直ぐに一人でも多くの方と共有させていただきたい。
さきほど、福祉の仕事が終わり、今は電車で帰っている。
今から、サポート中の少年二人と、一人ずつ食事に行く。
一日8時間寝れば、一日16時間ある。
自分の時間でもあるし、自分だけの時間ではないことも自身に落とし込みながら、家族や少年たちと幸せになっていきたいと思う。
さまざまな非行少年と毎日、関わりを持たせてもらっていると、毎日毎日毎日、嬉しくて感動させられたり、心に大きな悲しみを与えられることもあるし、自分自身が反省させられることや、自問自答させられることもある。
今日も、とても悲しいことがあった。
今から、その少年と食事を食べに行く。
明日の朝は爽快な一日なることを願っています。
いつかは、少年たちと一緒に、僕らも一緒に、少年院の先生たちと、みんなで気軽にご飯を食べに行けれる日を創っていきたい。