164.【aprilia RS250】最高出力を計算しよう | aprilia RS250 改造もしたいけど、その前に修理!

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1998年式 aprilia RS250というバイクの修理ライフを気まぐれに書き綴ったブログです。

最近は写真撮影ネタの方が圧倒的に多くなっていますが、たまにバイクネタも書いてます!

さて、昨日の最高速の話に引き続き、今日はRS250の最高出力について

お話ししようと思います。


RS250の馬力(最高速)については、様々な都市伝説があって、正当に

評価されていない事が多いですね。


オーナーもいい加減な方が多くて、高速でリッターバイクといい勝負とか、

隼に付いて行けるとか、ブログに書いている方もいらっしゃいます。。。


そこで今日は、わかりやすく馬力の計算方法を交えながらお話ししましょう。





私も含めてですが、公称70馬力に夢を見てついつい買ってしまうオーナーが

多いと思うのですが、いざ乗ってみると悲しい現実を知ります。

カタログ値で70馬力と言えば、600CCのSS(国内仕様:69馬力)よりも

ちょっと上のハズです。

ですが、実際にヨーイドンをしてみると、発進した瞬間からグイグイ引き離される

んですよね。

そもそもmaxトルク4.0kgmで70馬力って、1万回転そこそこじゃ出ません。

もうちっと回らないと。


ちなみに馬力の計算式は以下の通りです。

馬力(ps)=トルク(kgm)×回転数(rpm)÷716.6(係数)

 ※係数間違ってたらゴメンなさい!


上の計算式を見ればわかるように、馬力を上げるにはトルクを増やすか

最高出力発生回転数を上げる以外に方法は無いのです。



ですが、2サイクル250ccの街乗りバイクだと、最大トルクは4kgmが精一杯

でしょう。

最高出力発生回転数ではちょっとタレて3.5kgm程度になるでしょうか。

3.5kgmで70psを叩き出すには、約14300rpmまで回らなければなりません。

とてもじゃないですけど無理な話ですよね。

 ※ちなみにRS250のタコメーターの目盛りは14000rpmまでです。。。





尚、カタログデータの70ps/9750rpmなんてのは嘘っぱちで、そのためには

9750rpmで約5.1kgmのトルクが出ていなければムリです。

 ※カタログデータでは、最大トルクは4.0kgm/8000rpmです


ちょっと計算すればすぐに矛盾が生じるのに、堂々とカタログに謳ってしまう

あたり、さすがイタリア人はいい加減で適当ですね。




ちなみにARROWのチャンバーで標準ギヤ比だと、6速11000rpmあたりで

頭打ちです。

仮に11000rpmで最大トルク4kgmをマークしているとしたら、この時点では

何馬力でしょうか??

先ほどの計算式で計算してみてください。

実際の数値よりもかなり高めに出ていると思いますが、それでもこの程度です。


尚、この計算式は、当然他のバイクでも使えますので、色々なバイクの

データを入力して検証してみると面白いかもしれませんよ。








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