久しぶりのBlogの更新がこんなタイトルですが、持病の声帯嚢胞&声帯ポリープの手術のため、8/5から入院をし、本日退院しました🏥
いつも皮膚科や耳鼻科などの専門科クリニックしか行かないので、こんな大きな総合病院は中学生の時に亡くなった祖父のお見舞い以来!
入院に先駆けて事前に検査諸々をやったのですが、採血ルームが銀行の窓口みたいに横にズラ〜っと10箇所くらい並んでて、流れ作業のように血が抜かれていくのでカルチャーショックを受けました😮笑
で、わたしは貧血気味というか低体重のため献血すら一度も出来たことがない貧弱bodyの持ち主なのですが、案の定6本も採血されて貧血で倒れて新米の看護師さんたちをワナワナさせてしまいました…
毎回採血のときに具合が悪くなるので、もう2度と血は抜きたくないと思っているのですが、どうにか免れる方法はないのでしょうか………😞
ここでは音声検査なんかもやったりして、ロングトーンがどれだけ続くかなどの懐かしの音楽専門学校時代を彷彿とさせることをやらされました。笑
腹式呼吸は職業柄できるのでロングトーンは本来自信があるのですが、お医者さまも、『あれ?あれ?もっと伸びそうなのに…』と何度も不思議がるほど伸びませんでした😂
まぁ声帯の両側に病気があるので、そりゃ息もダダ漏れでロングトーンなんかできませんわな。笑
7年くらい前の声帯嚢胞は局所麻酔で手術したのですが、局所麻酔だとどうしても声帯が動いてしまうため、綺麗に取り除くことが不可能で、その時からお医者さまに再発すると言われていました。
声帯は粘膜でとても敏感な場所なので、何度も手術を繰り返すと患部が硬くなり、それによってまともに発声が出来なくなることもあるため、全身麻酔で綺麗に取り除く方が良いだろうとのことでした。
決してこのオカマ声を治すとか、可愛い声にするとかの手術ではありません。笑
あくまで自分の本来の声を取り戻す手術ですので、オカマ声は治りません💉
8/5(金)の入院の際には茨城から母が来てくれたのですが、検査は事前に終わっているため、手術の説明や術中に使うマウスピースの歯型取りくらいしかやることがなく、翌日もまさかの『外泊していいですよ、やることないんで』という突然の外泊許可が下りたので、お言葉に甘えて8/6(土)は自宅に帰りました。笑
手術が月曜日で土日を挟むため、前日入院が金曜日になったというだけの話で、そもそも本来は2泊3日の入院でいけるみたいですね。
…なんかわたし損してない?笑
ま、そんな感じで軽い気持ちで外泊を終えて、8/7(日)の夕方に病院に戻ってきたわたし。
病院食の味の薄さに愕然としながらも、翌日朝一で手術なので21時以降は禁食、そして0時以降は禁飲食という過酷な断食の始まりのため、ありがたく味のあまりない病院食をいただきました🍴
以下今回の病院食ギャラリー✨
どう?
この写真からでも伝わる味気のなさ!笑
ご飯がまともに食べられない患者さんがたくさんいる中で、わたしは本当に声帯以外はピンピンしているため、贅沢にも『不味い!味がない!』などと文句を垂れていました。
まぁご飯が食べられることのありがたみを翌日知ることになるんですけどね………
8/8(月)手術当日。
8:40からの朝一の手術なので、起床時間からいろいろ準備を始めました。
この弾性ストッキングというもの、女性はスリムウォークやメディキュットなどの足の疲れを取る必須アイテムとしてご存知かと思いますが、全身麻酔になると身動きが取れなくなるので、エコノミー症候群的なことが起こるのを防ぐために履くのだそうです。
通された手術の待合室ではご出産の若い女性や歩くのもままならないご老人などたくさんの方がいて、手術と一口に言ってもいろんな箇所や症状があるんだなぁとしみじみ。
ま、わたしなんてたかが声帯なんで❗️と楽勝な気持ちで手術室に案内されたら、白い巨塔かと思うくらいのガッツリな手術室で一気に緊張が走りました…
みんな緑色の手術着着てる!
ベッドの上にやたら眩しい丸い電気がいっぱいある!
あ、心電図だ!
え、たかが声帯なのに!!!!!
…と、帰りたくて帰りたくて震える。
7年前にやった手術では診察室で座ったまま5分くらいで終わったのに…
全身麻酔って大変なんだなとこの時になって初めて知りました😞
で、点滴を打たれたり、心電図や脈拍や血圧を測るいろんな機械が身体に取り付けられ、酸素マスクも装着されて、まな板の鯉状態。
(ちなみにうちの近所の目黒川沿いでは5mごとにコイキングが取れるのでギャラドスが作りたい方は是非)
麻酔科の先生が『今から麻酔入れますからね、(点滴してる腕が)冷たく感じると思いますけど我慢してくださいね』とおっしゃった数秒後、本当に腕が痛冷たくなって、おぉ!と感動したのも束の間、その数秒後には意識がなくなりました。
次に目覚めた時はもう手術が終わった後で、うつらうつらする意識の中お医者さまたちがわたしを取り囲んで(よくドラマであるやつ!笑)、『峰さーん、大丈夫ですか?手術終わりましたよ!』と声をかけながら、瓶に入った切り取られた声帯嚢胞の患部を見せてくれたのですが、何せ麻酔明けの働かない頭とコンタクト無しの裸眼なため、(見えません…)と素直に思いました。笑
心配していた人工呼吸器を取り外す瞬間(自発呼吸が確認されたら喉の奥に入れられた人工呼吸の管をズルズル取るらしい)は麻酔でボーッとしていたためよくわからず助かりました。
そのままストレッチャーに乗せられ病室に戻り、酸素マスクを取り付けられて2時間の安静。
時間は10時40分くらいだったと思うので、ちょうど2時間で病室に戻りました。
その間もわたしは身動きの取れない体で考えることはコロンビア戦のことだけ⚽️
せめて速報だけでも知りたい…と思いながらも、動けないし喋れないので我慢していました。
2時間経って酸素マスクが外れ、歩行と水分の補給が許可されましたが、真っ先に携帯を取ってtwitterでコロンビア戦の結果を確認しました。
手術直後は喉の痛み(声帯そのものではなく、手術のために入れられた金属の筒のせい)はありましたが、何の不調もなく病室に戻れたのですが、15時を過ぎた頃からなんだかどんどん気持ちが悪くなってきて、それでも絶食の空腹のせいかな?と思っていたのですが、一向に治る気配もなく悪化する一方で。
わたしは10歳の頃に乗り物酔いをして吐いて以来、20年以上ノロウイルスにかかろうが二日酔いになろうが一度たりとも吐かずに我慢できていたのですが、今回ばかりはダメでした…
まぁ吐いても食べ物がお腹に入っていないので、胃液と水分だけなのが不幸中の幸いでしたが、話には聞いていた全身麻酔の副作用がこんなにも辛いものなのかと震えました…
(ちなみに全身麻酔の副作用で吐き気や嘔吐があるのは圧倒的に女性が多く、50歳以下の若い女性ではさらに頻度が上がり、非喫煙者や耳鼻科の手術だとさらに確率が上がるそうです…それわたしや!)
吐き気止めの薬を貰って飲んでも吐いてしまうので、吐き気止めの薬を点滴に入れてもらって落ち着いたのですが、あんなに空腹で早くご飯が食べたい!と思っていたのに、夕食の匂いを嗅ぐのも嫌で一口も食べられませんでした。
(そのためこの夕食の写真だけ撮れず)
そんなときに限ってデザートにわたしがこの世で一番好きな食べ物のメロンがついていてチックショーーー😭😭😭
大好きなメロンさえ食べられませんでしたよ。
メロン付きの夕食をテーブルに残したまま、点滴を引きずってトイレで吐いていました。
本当に地獄でした。
全身麻酔をやるくらいなら死んだ方がマシだと思いました。
震えながら眠れぬ夜を過ごしましたが、朝には吐き気止めのおかげかだいぶ気持ち悪さはなくなっていて、朝食も半分くらいは食べられました🍴
喉を食べ物が通るとき若干の違和感(扁桃腺が腫れてるときのような)がありましたが、痛みや滲みたりはなく安心しました。
朝一の検診で執刀医の先生から前日の手術の説明があり、患部をスコープで見ながらいろいろお聞きしましたが、何せ耳鼻科の検診は鼻から喉に長〜い管を突っ込まれての痛みと苦痛を伴うものなので、内容が全く頭に入ってきませんでした。笑
とりあえずここから1週間は完全沈黙、さらに1週間は必要最低限の発声という地獄の日々の始まり!
声帯の手術は術後が本当に大変です😞
おしゃべりのわたしには本当に辛いですが、せっかく地獄のような思いをした手術を乗り越えたので、どうにかこの期間を頑張りたいと思います。
(もう今日3回もうっかり声出しちゃったけど。笑)
明日からは人と会話しなくて良いように引きこもりorポケモンGOにヲタの如く集中します❗️
asami