僕たち背骨を持つ動物は、口で”細かく”咀嚼し、嚥下する。
鳥や一部のお魚さんや蛇さんたちは丸呑みだが。
噛むことは大切。
脳の刺激にもなる。
唾液を作り出し、口腔粘膜をしっかり潤し、そこを支配する神経を発達させる。
口腔とは筋肉の塊であり、その上を粘膜が覆っている。
刺激がなくなればすぐサボるのが筋肉。
僕が”小顔”なのはサボってきた?証拠?
食べものを砕くために進化させたのが歯。
しかし何度も作り変えられない。
ヒトは一度だけ。
歯が無くなる時、噛めなくなった時、動物は老い、一線から退く。
ヒトは、様々な代用品でそれを補ってきた。
大好きなトンカツは先月から、最近は刺身すら噛めない、、、。
抗生物質と鎮痛剤で散らしてきたが、上下左右に豪快に動き、食物が当たるたびに”ズーーン”と不愉快な痛み。
半茹での卵と、長崎の松本選手にいただいてファンになったこの”ソウダカツオ”シリーズのおかげでなんとか食感は維持できて窒素バランスは”正”のまま(^^;)。
これ、いろんな味があってじっくりと口の中で”とろけていく”のが酒のつまみとしても最高。
仕事中やトレ中は忘れているのですが、深夜悶々と鈍痛に苦しむ日々。
入れ歯、インプラント。
いずれも経験がないが、神経や血管という芯を伴わない”フェイク”は寂しい。
僕は去っていくものは追わないタイプ(追いすぎる人も多いが、、)。
この数年、何度も苦しんできた右下大臼歯。
ガムも数年間控えてきた。
秋には北の大地で、思い切りステーキが食べたい。
一気に抜いてもらうべきなのかな?
自然の別れがいいんだけど(うだうだ)。