先日大阪で行われたキングオブフィジークコンテスト。
この大会、僕が取材することに”いちゃもん”を付けて来た無知な輩がいるが、雑誌だけがメディアと思い込むのは傲慢な印。
ちゃんと許可は取ってあるし、なおかつ、僕もメディアを持っている(内緒)。
そして今、製作中の記録物もある(これも内緒)。
年長者に対する礼儀知らずな輩の不平不満(ヤキモチ)は耳から僕の脳細胞には到達せず抜けて行く(これを年の功という)。さて、このフィジークコンテスト。
大阪駅で某選手と会って、話し込んでいるうちに反対方向の環状線に乗ってしまい大阪駅から1時間以上かかり汗だくで入場。
とにかくどんな選手が出てくるか、リハーサルからワクワクしていた。
脚や臀部という基本中の基本を鍛えなくて手抜きだ、という先入観を吹っ飛ばすような格好良いい男性選手のラインナップに圧倒。そして女性陣の色艶かさにうっとり。
どこから見てもダントツの選手たちは、”傲慢なメディア”でも取り上げられるだろうからほっておいて、ここでは2名の印象的な選手について述べてみたい。
まずは、圧倒的な筋量がありながら、予選落ちした金沢の井村選手。
三角筋から腕の”溝”。しっかりしたトレーニングの証の一つを上半身に刻み付けている。
そして、ほれぼれするほどの丸みのある脚。隣りの三船選手も良い脚をもっているが数段凄い!
しかし、ボデイビルのコンテストでも筋肉の太さだけでは上位に行けない。
そう、ラインだけではなく、深み、見せ方、そこが惜しい。
脚に深みと密度を出すのは男性でも難しい。脚を太くすることはもっと難しい。
この美しく大きなキャンバスにそれを刻むことができたら、
そしてもっと骨盤や上体のひねりを研究していけば、”化ける”素材間違いなし。
悔しい予選落ちだろうが、多くの選手とふれ合い自らの戦い場所を見つけて行ってほしい。
愛知にも蒼井選手という同じタイプの素質ある選手がいる。彼女にもそれを伝えたい。
そしてもう一人、それよりトールクラスに出場の富田選手。
わずか一ヶ月前、僕は彼女と脚トレをしたが、そのときはただの、酒好きな”ぽっちゃり”した筋トレ好きな女の子(ごめんなさい)。
出場するとは聞いていたが舞台裏では認識できず、
ステージに出て来て発見し、”腰を抜かした”。
水を得た魚!!日本人離れした独特の色気と雰囲気。
口をぽかんと開けたまま、ステージングに”見惚れた”。
ミキティさんが付きっきりで指導していたらしいが、
一ヶ月でここまで”化ける”とはなんという素質。指導者ミキティさんにも脱帽。
結果は最下位。しかし今回は順位など関係ない。
臀部からハムのたるみもセルタイトも、時間をかけていけば必ず克服できる。
筋肉を持っていても評価されない選手がいるのに、筋肉はまだまだ”アマチュア”なのに、このゴクッとする色っぽい雰囲気はただものではない。
もっともっと化けてほしい。