バスケットのビデオをダビングしていて、
「あ~、そうなのか!」と気がついたことがあります。
高速ダビングができないので、取ったビデオを流しながらの
ダビング。
同じものを何度も見ます。
プレーが上手い選手とそうでない選手。
何がどう違うんだろう?
継続してみていると、上達していく過程もわかります。
同じメニューをやっているのに、
どうして、差がでるの?
小学生や、中学生ですから、
身体の大きさも、筋肉のつき方も違います。
でも、なんで、差がつくんだろう?
指導の先生は、「気合と根性」って、いいます。
う~ん、どうやったら、この2つが出てくるんだろう?
私は、この2つではないかな、と思いました。
どれだけ、興味をもって、好きになるかっていうことと、
がんばったら、できた!という自信をもっていること。
興味がなかったら、ぜんぜんおもしろくない。
当たり前ですが。(笑)
ミニだと、5分間、中学バスケットだと、8分間。
走り回って、パスして、シュートして、
ボールを追いかけて、ライン際では、自分が転倒。
そこまで、必死になって、何が楽しいの?の世界です。
「興味がない人は、そう思うだろうな」
と考えた瞬間、爆笑しました。
では、どうやったら、「ここが、おもしろい!!」って
気づくのだろう?
やりはじめは、みんなピンときてないから、
つまんない。
今の時期、新入生達は、そうですね。
基礎練習ばっかりで、あ~あって思う。
そこで、何を見るか?なんだろうな。
夢中になってやっている先輩のカッコイイ姿や、
魅力のある指導者の存在や
周りの温かい応援。
ここに気づくとグングン伸びます。
短期間で、劇的に変化。
全く、別人になります。
まるで、さなぎが蝶になるくらいすごいです。
この辺が、小学生、中学生のたのしいところ。
好きなものを、「好き!」っていえるようになると、
それを基準に考えるので、何でもやれます。
宿題もやるし、親の言うことも、先生の言うことも
聞きますね。
うざいなぁ~って言う顔はしますが、
とりあえず、やります。
ということは、いかに、子ども達の気持ちに
アプローチをかけるか、だろうな。
手を変え、品を変え、この気持ちを指導者が引き出しているか
そして、保護者が、しっかり子どもを支えられるか。
この辺、いかに、上手に「にんじんぶら下げるか」というところ。
子どもって、結構、しっかり見ているから、いい加減にやってると、
すぐ見抜いちゃう。
おとなが、夢中になってやっていると、子どもって、
「ふ~ん」とかなんとかいいながら、結構反応してきます。
そう考えると、子どものモチベーションって、すぐあがる。
では、大きなクエスチョン。
じゃあ、なんで、やる気が起きないの?がんばれないの?
大きな理由は、これかな、と考えています。
ひとつ考え方や、やり方しか使わない。
そして、自分で、自分に「やれない、できない」って、
暗示をかけるクセがついている。
この子、うまいなぁって思う子は、
このやり方では、できないなぁって思ったら、
別のやり方に変えてみる。
いいぞ、って思ったら、続けてやってます。
やれる、できる、って思ってるから、やれるまで、
とことんやりますね。
上手くなるのが速い人は、聞くも上手いし、吸収率も高い。
視点をどんどん変えていくことができます。
バスケットのプレーを見ていてもそう。
上手くなるのが速い子は、どんどん挑戦していきます。
プレーを失敗しても、すぐ、次の挑戦を始めます。
それで、「がんばったら、できた!、がんばれば、できる!!」に繋げていく。
ここ、うまいよなぁ。
にんじんぶら下げるおとな側の器の大きさにも、比例してます。
「よし!いいぞ!!」っておとなが、どんどん後押しできるか?
その辺がポイントですね。
褒めて、子どもの力をちゃんと評価できるおとなが、
そばにいるかどうかが、分かれ目のようです。
そうですね。
子どもを信じることが、できるかどうかです。
「この子は、できる!」っておとなが信じられるかどうか。
子どものことを、信じるためには、まず、
自分が自分を信じること。
そして、自分の視点をどんどんかえて、
相手にフィットするアプローチができるかどうかかなぁ。
というところで、ダビングが、終了です。